人気のSUV、マツダ「CX-60」と「CX-5」を比較する際のポイントは?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:マツダ 113
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:マツダ 113
2022年9月に発売されたマツダ「CX-60」は、予約受注の段階で月間販売計画台数の4倍を超える8726台のオーダーを獲得するなど上々の滑り出しを見せています。
一方、マツダのSUVラインナップにおいては、「CX-5」が主力モデルとして君臨し続けてきました。
それぞれ異なる性格をもったSUVであるCX-60とCX-5ですが、どのような特徴があるのでしょうか。
>>CX-60の価格・スペック詳細はこちら
>>CX-60のユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>CX-5の価格・スペック詳細はこちら
>>CX-5のユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
まず、ボディサイズについて見てみましょう。
<CX-60>
全長4740mm×全幅1890mm×全高1685mm
<CX-5>
全長4575mm×全幅1845mm×全高1690mm
全高についてはどちらもほぼ同等ですが、CX-60のほうが全長が165mm、全幅が45mm大きくなっています。
特にCX-60の全幅は国産車でも随一のサイズです。1890mmという全幅は、堂々としたルックスと安定した走りをもたらしてくれるというメリットがありますが、駐車環境や市街地での走行に注意が必要です。
一方のCX-5は、ミドルクラスのSUVとしては平均的なサイズ感です。1840mmという全幅は決して小さくはありませんが、運転のしにくさを感じるシーンは少ないでしょう。ライバルであるトヨタ「RAV4」や日産「エクストレイル」、スバル「フォレスター」と比較しても大きな差はありません。
>>RAV4のボディサイズ詳細はこちら
>>エクストレイルのボディサイズ詳細はこちら
>>フォレスターのボディサイズ詳細はこちら
室内寸法で見てみると、CX-60は室内長1910mm×室内幅1550mm×室内高1230mm、CX-5は室内長1890mm×室内幅1540mm×室内高1265mmとなっています。
一見するとそれほど大きな違いがないように見えますが、全幅の大きなCX-60の方が体感的な居住性はかなり広く感じます。
荷室寸法は、CX-60が570L、CX-5が522L(サブトランクを含む)となっており、CX-60の方がわずかに広くなっています。
>>CX-60の価格・スペック詳細はこちら
>>CX-5の価格・スペック詳細はこちら
次にパワートレインを見てみましょう。
CX-60には非常に多くのパワートレインがラインナップされていることが特徴です。
具体的には次の4タイプが設定されています。
・2.5L 直列4気筒ガソリン(SKYACTIV-G 2.5)
・3.3L 直列6気筒クリーンディーゼル(SKYACTIV-D 3.3)
・3.3L 直列6気筒クリーンディーゼル+モーター(e-SKYACTIV D 3.3)
・2.5L 直列4気筒ガソリン+モーター(e-SKYACTIV PHEV)
本命は「e-SKYACTIV D」を搭載した「XD-HYBRID」です。3.3リットルという大排気量の直列6気筒エンジンは最高出力254PS、最大トルク550Nmを発揮し、CX-60の大柄なボディを動かすには十分で、21.1km/Lという高い燃費性能(WLTCモード)も魅力です。
>>CX-60のグレード詳細はこちら
>>CX-60 PHEVのグレード詳細はこちら
一方、CX-5は次の3種類が用意されています。
・2.0L 直列4気筒ガソリン(SKYACTIV-G 2.0)
・2.5L 直列4気筒ガソリン(SKYACTIV-G 2.5)
・2.2L 直列4気筒クリーンディーゼル(SKYACTIV-D 2.2)
CX-5の本命は、「SKYACTIV-D 2.2」を搭載する「XD」です。こちらも必要十分な出力を備えており、WLTCモード燃費は16.6km/L(4WD)とこちらも高い数値を誇りますが、CX-60には一歩及びません。
トランスミッションは、CX-60はATのみですが、CX-5は一部グレードを除いてATとMTが用意されているのも特徴です。
パワートレインの違いに加え、CX-60はFRプラットフォーム、CX-5はFFプラットフォームを採用する違いがあります。
そのため、CX-60とCX-5の走りは大きく異なります。それぞれに一長一短はありますが、一般的にFRプラットフォームの方が優れた走りを実現しやすいとされており、走りにもこだわるユーザーにとってCX-60の走りは魅力的と言えます。
>>CX-60の価格・スペック詳細はこちら
>>CX-60のユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>CX-5の価格・スペック詳細はこちら
>>CX-5のユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
最後に、価格について見てみましょう。
CX-60は299万2000円から626万4500円、CX-5は276万6500円から417万100円となっており、CX-60の方が高価格帯であることがわかります。
装備の近いグレードで比べると、CX-60の「XD L Package」(2WD)が400万4000円、CX-5の「XD L Package」(2WD)が、360万8000円となっており、その差が約40万円であることがわかります。
どちらも基本的な装備は価格に含まれているため、オプションによって乗り出し価格が大きく変動することはありません。
また、この両グレードであれば、自動車税環境性能割が非課税、自動車重量税が免税となるのも嬉しいところです。
一方、CX-60の売れ筋グレードである「XD-HYBRID Premium Sports」と「XD-HYBRID Premium Modern」は、それぞれ547万2500円という価格設定になっています。なお、どちらも4WD仕様のみとなっています。
それぞれ、20インチホイールや専用の加飾が施された内外装などが魅力で、その質感はCX-5とは一線を画すものとなっています。
>>CX-60のグレード詳細はこちら
>>CX-60 PHEVのグレード詳細はこちら
これらを比較すると、一見価格の近いようにも見えるCX-60とCX-5ですが、売れ筋グレードで見ると100万円以上の価格差があることがわかります。
なお、CX-5には「Field Journey」と呼ばれるアウトドアを意識したグレードが用意されています。都会的でスポーティなイメージのCX-60と、アウトドアも似合うCX-5とうまく棲み分けがされています。
この価格差や個性をどう捉えるかが、CX-60とCX-5を比較検討する際の重要なポイントになりそうです。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
全長4m級! 新型「200馬力超えハッチバック」公開! 誕生から“25周年”の「スポーツハッチ」! 迫力フェイスもカッコイイ「ポロGTI」発売
大型トラックに休憩義務はあれどSA・PAは慢性的な駐車枠不足! 対策で出てきた「駐車有料案」はハッキリいって愚策そのもの!!
洗練&堅牢、モデリスタがトヨタ ランドクルーザー250 をカスタム
はたらくクルマ図鑑「ヤマグチのレッカー車たち」1
Moto2スペイン決勝|フェルミン・アルデゲル、母国戦勝利! 小椋藍は追い上げ11ポジションアップの6位
「小仏トンネルを先頭に渋滞」なぜなのか? 混みやすい原因が満載!? ほとんどトラップの数々
4人乗れる「軽トラ」!? 今も“新車”で買える斬新「商用車」が存在! 仕事から趣味、ファミリー用でも使える「超個性派モデル」に注目あり!
スーパーGT参戦で初来日。ニクラス・クルッテンが感じた、地元ドイツとは違う日本レース界の魅力「ここではモータースポーツが高く評価されている」
6年目にしてPHEVへ! ランボルギーニ「ウルスSE」は「ペルフォルマンテ」と「S」のいいとこ取り!?「北京国際モーターショー」でワールドプレミア
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年4月21日~4月27日)
F1参戦諦めないアンドレッティ、準備着々。シルバーストンで働くスタッフの採用開始……御大マリオ「これ以上何ができようか」
小型or多機能? 車内の充電環境を快適化できる“ハイパワー”な電源アイテム登場!【特選カーアクセサリー名鑑】
【ホットハッチは好きですか?】ポロGTI生誕25周年モデル登場 227台限定で486万円
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!