ジムニーの内装はグレードごとに異なる。特徴やジムニーシエラとの違いも解説【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
掲載 更新 carview!
アウトドア好きの方であれば、誰もが知っているといえるジムニー。1970年デビュー以来、独特の存在感を放ち、幅広い年代層に長年愛され続けている車です。2018年にフルモデルチェンジされた4代目が現行モデルとなっています。
悪路走破性に特化したクロスカントリー車ですが、内装の特徴や魅力をご存じでしょうか。随所に、アウトドアやロングドライブを楽しめる工夫が施されています。ジムニーの内装について、魅力ポイントをご紹介しますので知識を深めましょう。
目次
ジムニーといえば、スクエアデザインの無骨なイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。考え抜かれたエクステリアとともに、インテリアにもジムニーならではのこだわりが詰まっています。
ここでは、どのような特徴があるのか詳しく解説します。
Aピラーの設計にこだわったジムニーの運転席周りは、死角が少ない視界の広さが特徴です。助手席側フロントドアベルトラインに段差をあえて設けるデザインは、ドライブ中の視界拡大につながっています。
水平ラインで立体的なインパネデザインゆえに、走行中の平衡感覚がつかみやすく、路面状況による車体の傾きを敏感に感じ取れるでしょう。機能性を徹底的に追求していることが伝わります。
ジムニーには、最新デジタル技術のメータークラスターやインフォテインメントシステムなどが搭載されています。
視認性が高いインターフェースは、直感的に操作可能です。そのため、運転そのものに集中でき、余分なストレスを軽減してくれます。
操作部には、外部の光による反射を抑えつつ、キズや汚れが目立ちにくい表面処理を施していることもうれしいポイントです。快適にドライブを楽しめるでしょう。
ジムニーには、ドライブを楽しくする便利な機能が充実しています。例えば、助手席乗降グリップ・センタースイッチ・サイドルーバーなどです。
センタースイッチには、ESP(横滑り防止装置)OFFスイッチやヒルディセントコントロールスイッチが搭載されています。押しやすい大型スイッチで、手袋をはめたままでも操作可能です。
悪路での走行を意識したジムニーらしく、優れた機能性に富む内装となっています。
ジムニーは、軽自動車ながらも荷室は352Lの大容量設計です。
荷室開口幅が上部1,030mm・下部1,015mmと広いため、大きな荷物であっても積み下ろしを楽に行えます。グレードによっては、ラゲッジボックス&ツールボックスが標準装備です。小物や汚れ物を収納できます。
前席を後方に倒せばフルフラットなフロアとなり、車中泊も可能です。スクエアデザインと相まって、広いゆとりのある空間を楽しめます。長い荷物を運ぶことも可能です。
アウトドア用途で使い勝手の良い装備類(ユーティリティナット・荷室フックナット・ラゲッジアクセサリーソケット)が用意されています。
現行モデルのジムニーは、3種類のグレードをラインアップしています。いずれも4WD駆動方式です。
それぞれに4AT・5MTが用意されているため、どのグレードでも好きなトランスミッションを選べます。ここでは、グレードごとにどのように内装が異なるのかをチェックしましょう。
グレードの種類と新車販売価格については、下記表を参照してください。5MTモデルに対して4ATモデルは10万円ほど高い設定です。
■スズキ・ジムニー グレード別新車価格
XG(5MT):155万5,400円
XG(4AT):165万4,400円
XL(5MT):168万1,900円
XL(4AT):178万900円
XC(5MT):180万4,000円
XC(4AT):190万3,000円
(2023年2月日時点の情報です)
ジムニーには、幅35mmで調整可能なチルトステアリング機能が搭載されたステアリングホイールが採用されています。この機能により、ドライバーの体格に合わせた最適なドライビングポジションで運転可能です。
上記のチルトステアリングは全グレードに標準装備されていますが、ステアリングホイールの素材はグレードで差別化されています。XG・XLグレードはウレタン素材で、最上級グレードXCは本革巻です。使用素材で雰囲気や触り心地が異なるため、グレード選びの際に確認しましょう。
エアコンやメーターもグレードにより相違点があります。XGグレードはマニュアルエアコン、XL・XCグレードはフルオートエアコンが標準装備です。
ジムニーには、立方体のメータークラスターが採用されています。最小限の加飾でシンプルなデザインです。常時照明のおかげで視認性に優れています。
センターのマルチインフォメーションディスプレイは、XG・XLグレードがセグメントディスプレイ、XCとスズキ セーフティ サポート装着車にはドットディスプレイ採用です。
ジムニーのトランスミッションは、4ATと5MTの2種類が採用されています。
4ATシフトレバーは、ストレート式でシンプルなデザインです。一方、5MTシフトレバーは、シンプル形状のシフトブーツで、変速時におこる振動を抑えスポーティドライブをアシストします。
レバー式サイドブレーキの横にあるのは、トランスファーレバーです。トランスファーレバーとは、ジムニーのようなパートタイム4WD車の場合に搭載されている機能で、路面状況に応じてトランスミッションを切り替えられます。
ジムニーの前席にはスライド機能付シート、後席はXL・XCグレードが左右独立型リクライニング機能付シートで、XGには一体可倒式が採用されています。シート座面やウレタン特性を改良し、クッション性能を最適化することで、ロングドライブでも疲れにくい乗り心地です。
XGグレードのシート素材は、ノーマルタイプのファブリックが使用されています。XL・XCグレードでは、撥水ファブリック素材です。水汚れが定着しにくい素材のため、アウトドアやキャンプなどに利用する方にとっては重宝するシート素材といえます。
パッと見ただけでは見分けがつきにくいといわれている、ジムニーシエラをご存じでしょうか。ジムニーシエラとは、軽自動車ジムニーの良さをそのまま継承したボディに、1.5Lエンジンを搭載した普通自動車です。
室内空間はさほど変わりありません。ボディサイズの違いは、下記を参照してください。
■ジムニーのボディサイズ
全長×全幅×全高(mm):3,395×1,475×1,725
■ジムニーシエラのボディサイズ
全長×全幅×全高(mm):3,550×1,645×1,730
ジムニーは、おなじ軽自動車のホンダ N-BOXと比較されることがあります。N-BOXは、2011年の初代デビュー以来、男女を問わず幅広い層から安定した人気を誇っている車です。ジムニー・N-BOXどちらも、それぞれに魅力があります。
N-BOXは、乗る人全員が心地よく感じられる車内空間を目指して開発されました。軽自動車ながらも広々とした室内空間や多彩なシートアレンジは、乗れば乗るほど実感できる快適さがポイントです。
シンプルなフロントフェイスや積載能力が高いスーパーハイトワゴンのボディタイプが人気の理由といわれています。現行モデルの新車販売価格は、144万8,700円~225万2,800円です。幅広いニーズに応えるべく、豊富なグレードがラインアップされています。
(2023年2月時点の情報です)
ジムニーとN-BOXのいずれも人気車種のため、中古車市場に多数流通しています。中でも、N-BOXは新車販売台数が非常に多いこともあり、中古車の流通台数が豊富です。お得に購入したい場合は、中古車購入を検討してみましょう。
2023年2月現在、ジムニーの中古車相場価格は1万円~398万円です。フルカスタム車やコンプリート車は、新車価格よりも高額で取り引きされています。ホンダ N-BOXの中古車相場価格は49.8万円~265万円です。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
【SUVだらけでお腹いっぱい】世間に流されず自分らしい車を探し出すための、愛車の「因数分解術」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!