「ランドクルーザーFJ」のデザインに秘められた“ランクルらしさ”とは。「ディーゼルない問題」はどうなる？

ランドクルーザーSe

「ディーゼルない問題」の声は届いているが…

説明員によると、ショー初日から反響はとても大きく、女性から「私でも運転できそう」と言った声が上がるなど、老若男女問わず好感触だそうだ。

「ランドクルーザー40は24年間売り続けたが、機能性からあのような形になっているものの、アイコンとしてもピュアで可愛らしさのようなものもウケたのかなと。そういったエッセンスもランドクルーザーFJには入れたかった。機能的にこのパッケージになってはいるが、そこが愛らしさになればいいなと」

前回の「ジャパンモビリティショー2023」でトヨタは「ランドクルーザーSe」という電気自動車のランドクルーザーを発表した。今回のショーでその進捗状況は明らかにはならなかったが、“ランクル”というブランドを強化していきたい想いはトヨタの中に強いそうだ。

説明員もあくまで私見と前置きしつつ「未来を想像しながら次の一手を考えていく、それが大事だと思う。新しいものを出して、いろんな方・いろんな地域に対応するクルマを作っていくべき」と語ってくれた。

なお、ネットでは2.7Lガソリン（2TR-FE）しかラインアップされないことに否定的な意見が上がっていたが「そういった声ももちろん届いていますし、検討を進めていきたいと思っている」という。

「まずは出すことも大事」ということなので、ディーゼルモデルが欲しいユーザーは、さまざまな車種に使われ人気の2.8Lディーゼル（1GD-FTV）の需要の平準化を願いつつ、その声を根気強くあげ続けるのが良さそうだ。

（終わり）

（写真：トヨタ／編集部）