「ランドクルーザーFJ」のデザインに秘められた“ランクルらしさ”とは。「ディーゼルない問題」はどうなる?
掲載 carview! 文:ハシモトタカシ 74
掲載 carview! 文:ハシモトタカシ 74
ランドクルーザーFJのデザインは、サイコロをモチーフとした直方体のボディに、角を落とした“面取り構成”で力強さを表現した。
この“面取り”はデザイン上の単なる演出でなく、例えば、バンパーコーナーを落とすことでアプローチ/ディパーチャーアングルを高めたり、狭い道で旋回する際に角を引っ掛けづらいなど、機能としても有効なカタチだという。
さらに全高をランドクルーザー250よりも高め、ラゲッジの使い勝手や居住性を向上。こうして生み出されたランドクルーザーFJのスタイリングは、「パッと見てランドクルーザーFJだとわかるようなアイコンにすることで、(コンセプトのジョイ)である楽しさを提供できるのではないかと考えた」だそうだ。
丸目のヘッドランプオプションは、歴代のランドクルーザーの面影を感じることができるが、車両をぐるっと見回してもあまり歴代のモチーフなどは取り入れられていない。そのことを説明員に聞くと、ランドクルーザーらしさは「機能性」だと教えてくれた。
「ランドクルーザーの基本として、機能に特化したカタチになっていることがまず大事。ランドクルーザーとしての強度や耐久性などを担保しながらデザインしている。障害になるところをなるべく削ったり、耐久性を持たせ、そこに(フリーダム&ジョイとしての)楽しさやどこへでも行ける自由さを付加価値として乗せた」
なお、話を聞いた説明員はランドクルーザー250のデザインも担当していたそうで、3分割できるフロントバンパーなど、同車で取り入れたアイディアも盛り込まれているそうだ。ボンネットのセンターを窪ませて視界を確保するのも、ランドクルーザーの流儀である。
さらにインテリアも、車体の傾きを把握しやすい水平基調を基本に、ブラインドタッチで触れるようなスイッチを採用したり、ゾーンニングを意識するなど、ここもランドクルーザー250を踏襲。確かに言われてみると、インテリアはランドクルーザー250に近いシンプルで質実剛健なテイストに仕上がっている。
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