次期BMW 5シリーズ プロトタイプ、開発テスト同行記
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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次期5シリーズ・プロトタイプはこれまで以上にドライブ・アクティブなビジネス・スポーツ・サルーンであった。走る・曲がる・止まるが非常に高いレベルでまとめられている。惜しむべくはエアサスペンションの設定がなさそうなことで、今やメルセデスが「Cクラス」にまで搭載していることを考えると、シャーシ能力はともあれ、アッパーミドルクラス・サルーンの商品力としてやや競争力に欠けるかもしれない。
搭載が予想されるガソリンエンジンは全て改良を受けた新しいもので4気筒、6気筒、8気筒まで、パワーは200馬力~450馬力まで用意される。もちろんトップはM5だ。一方、ディーゼルエンジンは150馬力~350馬力になりそうだ。また2リッター・ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせた313馬力のシステム出力を持つプラグイン・ハイブリッドのe-Driveもカタログに載るはずである。
一方、コネクティビティのステート・オブ・ジ・アート技術としては「リモート ビュー 3D」がある。これはスマートフォンを介して、リアルタイムで駐車している5シリーズの周辺画像を3Dで確認することができる。セキュリティの面ではオーナーに安心感を与える装備になるだろう。
次期5シリーズの正式な発表は来年1月に開催されるデトロイト・モーターショーとなる。その後、ツーリング(ワゴン)、そしてGT、さらには前述のPHEVと続き、2017年秋のフランクフルトモーターショーではM5も発表されるだろう。
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