ここ数年のBMWは、商品の仕上がりから判断するに、迷走期だったのかもしれない。と言うのも、目的や狙いが明確なパフォーマンスブランドのMモデルは例外だが、近年のノーマルモデルには往年のBMWが持ち得ていたような走り、特にハンドルを切るだけで気持ち良くなるような素直な旋回特性が影を潜めていた。
しかし、2017年の春に国内導入が予定されているBMWの7代目ビジネスサルーンの新型「5シリーズ」は違う。ポルトガルでいち早く触れた限り「BMWと言えばコレだよ!」と唸らせる走りの質があった。世の中には街中を走っているだけの排気音や加速で気持ち良さや心地よさを楽しめるモデルがあるが、そうしたクルマでは音量や音圧だけでなく、音質などの感性に訴えかけるクオリティが追求されているのだ。
新型5シリーズの旋回特性も同様で、ハイスピードで曲れるからすごいとか、そんな表面的なことを言うつもりはない。乗り比べたら誰もが気がつくようなレベルで、曲がるという動きが限りなく素直で綺麗。交差点を曲がるのだって気持ち良さが漂うのだ。もちろん、内外装も進化していた。
試乗ステージ:ポルトガル
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