トヨタ「ハリアー」 ハイブリッドかガソリンか、買いのグレードはどれか?
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 136
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ハリアーのグレードはガソリンとハイブリッドそれぞれに、下から順に「S」「G」「Gレザーパッケージ」「Z」「Zレザーパッケージ」があり、さらにそれぞれに2WDと4WDがあります。価格レンジも299万~504万円とかなり上下に広いため、そのなかからどれを「自分の1台」として選ぶべきかは悩むところです。
最廉価グレードの「S」は、基本的な装備や予防安全装備関してはほぼ問題なしですが、「ハリアーならではの上質感」という部分ではいささか寂しい部分もあるので、基本的には除外して考えるのがいいでしょう。
そのため、主には中間グレードの「G」または上級の「Z」のなかで、ハイブリッドにするかガソリンか? レザーパッケージは付けるかどうか? そして2WDなのか4WDなのか――と悩むことになります。
まず「ハイブリッドにするか、それともガソリンか?」という点から考えてみましょう。
ハリアーのガソリン車とハイブリッドの価格差は約60万円で、当然ながらハイブリッドのほうが高いわけですが、現行型ハリアーのハイブリッドはパワー感も静粛性も乗り心地も、ほぼすべてにおいてガソリン車を圧倒的に上回っています。
そのため、「燃費がいいから」という理由ではなく「せっかく上級SUVであるハリアーの最新世代に乗るのだから」という意味で、約60万円の価格差を押してでもハイブリッドを選択するのが、基本的には正解でしょう。
そのうえで中間の「G」にするか上級の「Z」にするかは、本当に迷うところです。
「G」と「Z」のエクステリアはおおむね同じですが、ホイール径は「Z」が19インチで「G」は18インチ。インテリアでは「Z」が高精細12.3インチワイドディスプレイの「Tコネクトナビ」を標準装備するのに対し、「G」は8インチのディスプレイオーディオが標準装備となります。
基本的には前同の理由、つまり「せっかくハリアーに乗るのだから」という意味で、「G」より52万円高い「Z」を選んだほうが満足できるでしょうし、さらに30万円増しの「レザーパッケージ」を選ぶに越したことはありません。
しかしこのあたりは各自の予算や趣味、人生観と密接に関係する部分ですので、一概にはなんとも言えません。そのため、ハイブリッドのZまたはGをとりあえずのターゲットとしながら販売店で現車を見て、そして正確な見積もりを見ながら、「自分にとってのベストグレード」を決めるしかないのです。
ちなみに2WDか4WDかというのも人それぞれの事情で考えるべきものですが、現行型からはハイブリッドにも2WDが設定されましたので、基本的には=都市部での使用がメインであるならば、軽快で安価な2WDがおすすめとなります。
トヨタ ハリアーのライバルとなるのは、同じトヨタの同じ基本骨格を使ったRAV4と、日産エクストレイル、マツダ CX-5、スバル フォレスターあたりでしょうか。
そのどれもが素敵なSUVであり、それぞれに独自の魅力があります。しかし「上質でセクシーで、そして高性能で」という都市型SUVに求められる要素において「総合点」がもっとも高いのは、やはり設計年次が新しいハリアーでしょう。
同じトヨタで、なおかつ同じ車台を使っているRAV4も総合点がかなり高いSUVですが、あちらはハリアーとはキャラクターが少々異なり、都市型というよりは「ワイルドなオフローダー寄りのSUV」です。
「都市に似合う上質なSUV」という意味では、トヨタ ハリアーこそが――トップかどうかはわかりませんが、間違いなく「トップグループの一員」です。選んで損のない選択肢だといえるでしょう。
※このページの写真:G“Leather Package”
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