カローラ革命が勃発。豪華なスペックにプリウスも戦慄する
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦
ナンバーワン再奪取の本気っぷりが伺えるのはまずはその中身と売りである。そもそも今回なぜスポーティなハッチバックが復活したかって(※日本ではオーリスの次期モデルが「カローラ ハッチバック:仮称」として再出発)、12代目カローラの売りの1つが走りとエコ度だからだ。骨格はTNGA、つまり今トヨタで一番売れてる4代目プリウスやSUVの「C-HR」と基本共通で、それどころかプリウス発売時より、細かくブラッシュアップされている。
なによりパワートレインは1.8Lハイブリッドと1.2Lターボが選べ、前者はプリウス、後者はC-HRと全く同じ。つまり今回、カローラは事実上、最新プリウス化したと言ってもいい。
よってまず素晴らしいのは燃費でJC08モードで34.2km/L。一見、売れ筋4代目プリウスの37.2km/Lを超えてないが、タイヤなどを変えれば確実に近づくだろうし、今回テストコースで乗ってみた限り、トヨタハイブリッドらしいスムーズさはプリウスそのもの。
あとはなによりどこからどう見ても現行プリウスよりカッコいい内外装デザインだ。旧型ハッチバックのオーリスより微妙に大きく、完全3ナンバーサイズ。よりワイドで素直なセクシーさが発揮できたうえ、リアシートもまあまあ広い。前後ヒザ回りは大したことないが、頭上を含めるとタイトなプリウスよりいいし、ラゲッジもそれなりに広い。
奇をてらってないインパネデザインといい、こちらも個人的にはキテレツなプリウス買うより全然いいんじゃない? と思えたほど。
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