ジープ渾身の小型SUV「レネゲード」に海外試乗!
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:FCAジャパン
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:FCAジャパン
試乗車のエンジンは2.4リッター直4の“マルチエア2”。つまり、下の部分はこれまでのジープエンジン(タイガーシャーク)だが、吸排気などを担うヘッドまわりはフィアットパワートレーン社の技術が用いられる。そしてトランスミッションは9速ATを採用。チェロキーに続く世界トップクラスの多段ギアが走りをサポートするわけだ。
これはオンロードでしっかり効果を発揮した。積極的に上のギアを使うため、エンジンの回転数は抑えられる。そのため室内が静かなばかりか、省燃費も期待できる。ただ、このトランスミッションは学習機能が働くため、いつも9速を使っているわけではない。今回も追い越しを繰り返していると、なかなかトップギアの9速には入ってくれなかった。
この他で感じたのはクイックなステアリング。昨今はアメリカのマーケットからの要望で、SUVもスポーティな味付けが増えてきた。その面ではしっかりリサーチはされている。乗り心地はこのクラスにしては明らかにいい。減衰圧の高いフロントダンパーがロールを抑え、挙動を安定させる。フロントはスタビライザーも効いていそうだ。連続するコーナーでは切り返しにおつりはなく、容易に向きを変えられる。
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