ルーテシアがマイナーチェンジ。従来型オーナーが着実な進化を報告
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一
欧州で公表されている0-100km/h加速は10.1秒で、これは従来より1.2秒も短縮。さすがにこれだけ違うと、少なくとも新旧2台をならべて比較すれば、誰もが気づくくらいに速くなっている。今回は新旧を比較試乗する機会はなかったものの、発進加速、あるいは20~40km/hくらいからの追い越し加速で「そういえば、以前より力があるなあ」と思えるくらいにはなっている。
ただ、新パワートレインの効能は、そうした絶対的な加速性能よりも、実用域でのドライバビリティ向上のほうが実感として大きい。ルノーが使っているゲトラグ製6DCTは他社のそれに対して、もともと滑らかさや柔軟性で優位にあった。今回も変速機本体や変速制御に熟成が入っている可能性もある(詳細はルノージャポンも把握していない)が、このドライバビリティの主因はそこではなさそうだ。
エンジンのトルクアップとギア比の変更で中低速での余力が増えた。そうすると、乗り手のアクセル操作も自然と穏やかになり、結果として不意にダウンシフトしたり、あるいは変速に迷ってギクシャクしてしまう……といったDCT特有の弱点が目立つケースが減っているのだ。
とくに今回のように東京の混雑した市街地や都市高速を、周囲に合わせて無意識に走っているときには、以前よりスムーズで、上品に走りやすくなった。
JC08モード燃費の件といい、このドライバビリティといい、今回の改良はユーロ6対応だけが目立つ欧州市場とは異なり、まさに日本市場にドンピシャのメニューである。ただ、それをもって「日本のためにやってくれた」と考えるのは早計だ。ルノースポール限定でいえば、日本はすでに開発段階からニーズを汲み取ってもらえる重要市場のひとつだが、ルノー全体においては、日本市場の発言権はまだまだそんなレベルにはない(笑)。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
dSPACE、dissecto社を買収…自動車などのサイバーセキュリティを強化
スーパーフォーミュラ初走行となったWRC王者カッレ・ロバンペラ、初日は体調不良で午後出走見送り。「無理させるつもりはない」とKCMG
JAL公式SNSの「絶対やめて」投稿に反響集まる 「そういう客が居ること自体に驚き」「非常識にも程がある」NG行動とは?
トヨタがフラッグシップスポーツカー「新型GR GT」を世界初公開! 650馬力超え「V8ツインターボ」搭載の超高性能“FR”マシン! 公道を走る「ほぼレーシングカー」な市販予定モデルに大注目
スーパーフォーミュラ2025年全戦、CO2排出をカーボンオフセット完了…小野測器
クルマ愛が止まらない! 2025 ~後半~
クルマ愛が止まらない! 2025 ~前半~
モビショーに見る今年の業界トレンド
限定車「メルセデスAMG G63 オフロード プロエディション」が登場、硬派なプロフェッショナル仕様
若いドライバーが「なにソレ……」と感じる!? 姿を消しつつある「運転の古いクセ」
ディーゼル 福岡がリニューアルオープン!──千葉雄喜、JP THE WAVYらがオープニングをセレブレート!
LINE配車サービス開始、トーク履歴で内容確認も容易に…丸正運輸
トヨタ新型「ハイラックス」の国内仕様はディーゼルのみ。豪州のBEV仕様は“鉱山向け”という割り切った電動化プラン
【激戦】の軽スーパーハイトSUV。新型「デリカミニ」が「N-BOXジョイ/スペーシアギア/タントファンクロス」を追い詰める!?
「スーパーワン」が“白ナンバー”ってどうなの? それでも「文句なく走りを楽しめるクルマ」がホンダから出る必然性とは
人気のクロスオーバーSUVに、なぜ便利な“スライドドア”が採用されないのか? たった1つの“例外モデル”とは
「ジムニー」にACCが付いたのは時代とユーザーが普通になったから? それでもガチ勢向け“素うどん仕様”が欲しい理由
【ついに“本物のハイブリッド”になった?】スバル新型「クロストレック S:HEV」試乗。走りの鋭さも静粛性も“従来e-BOXERとは別物”だった
「GR GT」が新開発の4.0L V8ツインターボ+ハイブリッドの“FR”になった訳。“速さ”以外にも譲れなかったこととは
新型「エルグランド」は“電動化”で値上がり確実。いま“400万円前半の現行”をお得に狙うべきこれだけの理由
「ハイラックス」が火をつけた国内ピックアップトラック人気。三菱「トライトン」に続いていすゞ「D-MAX」やマツダ「BT-50」もアリじゃない?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!