「サイバートラック」は意外にも快適で乗りやすかった! 日本は普通免許で乗れない可能性も!?
掲載 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 19
掲載 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 19
試乗車のグレードは2基のモーターを搭載するデュアルモーターの「AWD」で最高出力600馬力とおよそ1000Nm(推定値)のトルクを発生する。ダイナミック性能は0-100km/hは4.3秒、最高速度は180km/hでリミッター制御される。また積載量は1134kg、牽引能力は4990kg、航続距離は547kmと発表されている。
自重3トン近く、さらに5メートルを大きく超える長さにも関わらず動きは軽やかで、4輪ステアのお陰で意外にも取り回しは良く、街中はもちろん狭い充電ステーションでも上手く駐車できた。問題は長く伸びたAピラーの根元によって斜め前方の視界が大きく妨げられることで、交差点などでは注意が必要だ。
広々としたアメリカンハイウェイでは長いホイールベースやエアサスのお陰もあって快適なクルージングが楽しめた。今回は本格的なオフロード走行はできなかったが、グラベルで285/65R20サイズの グッドイヤー プレミアム・オールテレイン・タイヤのグリップ力が見せたトラクションは素晴らしく、トレールドライブを楽しむことも可能だろう。
もっともサイバートラックのオーナーの殆どは繁華街の大通りを流すに違いない。と言うのもアメリカでは当たり前のように見かけるピックアップとは明らかに一線を画しており、エキゾチックスポーツカーに負けない存在感をもっているのだ。
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それ故に現在アメリカ中西部で2.7リッターV6の「フォードF150」を所有しており、いずれは電動化を考えている私には大きな疑問が湧いた。
「果たしてイーロン・マスクはこのサイバートラックで温室効果ガスを垂れ流しているアメリカの巨大ピックアップ市場を本気で変えようとしているのだろうか、それとも、米国を筆頭に世界中の金持ちの所有欲を掻き立てるためにこんな奇抜な製品を送り出したのだろうか?」という点である。
仮にもし前者であれば、こんなユニークなデザインは不要で、テスラの他の乗用車モデルのようにコンベンショナルで使い易いデザインでも良かったのではないだろうか?
アメリカでの参考価格はこのカリフォルニア在住のオーナーによれば、デュアルモーターのベース価格は8万2335ドル(約1250万円)、オプションを付けては10万1985ドル(約1550万円)だった。イーロン・マスクは2025年からは年間12万5000台のサイバートラックが販売されるだろうと豪語している。
果たして日本市場に投入されるかどうかは不明だが、車両重量は2995kg(AWDの場合、北米参考値)、積載重量は1134kgとなっているため(北米参考値)、日本では普通自動車免許より上位の、準中型以上の免許が必要になる可能性が高い。興味のある方は資金集めと並行して、免許の下調べや全長5m超えの車両感覚に慣れておいたほうがいいかもしれない。
(終わり)
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