【懐かしさ全開】初代から5代目まで乗ってわかった歴代「プレリュード」は“カッコよさ”を裏切らない。そして新型へ
掲載 更新 carview! 文:塩見 智 21
掲載 更新 carview! 文:塩見 智 21
1990年代初め、宝塚に住んで西宮の大学に通った。当時まだ全盛を誇ったテニスサークル(スーフリ的なのではない)での活動に勤しみ、その結果授業はおろそかになっていた。
練習日には、クルマを持っているメンバー数人が西宮北口駅に集合し、その日の練習参加者を乗せて鳴尾浜(なるおはま)のコートまで移動した。
僕のユーノス「ロードスター」はメンバー運搬能力が著しく低いので不評。貢献度が高いのは、先輩の「セドリック」や「マークII」、それに同級生の清水くんが乗る親の「カリーナED」だった。
ミニバン人気の爆発まであと数年というタイミングであり、乗ってくるメンバーはいなかった。当時、もし「アルファード」のようなクルマがあったら、たとえ残クレであっても神扱いされていただろう。残クレそのものもまだなかった。
ある日、いつもカリーナEDの清水くんが真っ赤なニューカーに乗って集合場所にやってきた。
そういえばゼネラル石油で鬼のようにアルバイトをしていた。なすびみたいなカタチのサングラスをかけて、そのクルマを運転する姿はカッコよく、同級生なのにずいぶん大人に見えた。2浪しているから実際にもう成人だったのだが。
それが4代目「プレリュード」だ。1991年登場。大市場北米の好みを反映したのか、それまでのスリークな路線とは異なり、抑揚あるグラマラスなシルエットをまとって出てきた。
3代目で採用された4WS(四輪操舵機構)は、機械式から電子制御式に進化した。スペックの異なる2種類の2.2L直4エンジンを選ぶことができ、どちらを選んでも5MTと4ATの選択肢があった。
※4Pに本件の「ソルトンTV」の動画リンクがあります
(次のページに続く)
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