740ps&4WSを採用した「アヴェンタドール S クーペ」に海外試乗
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ランボルギーニ・ジャパン
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すると、トップエンドの吹け上がりは明らかに鋭さを増し、ランボV12は背中の後ろで刺激的な爆音を奏でながら、8400rpmからのレッドゾーンに軽々と飛び込んでいきそうになる。そこで実感したのは、大排気量のマルチシリンダー自然吸気エンジンの魅力である。
近年の主流になりつつあるダウンサイジングターボは、実用域で素晴らしいトルク特性を発揮する反面、エンジンによってはトップエンドにおけるトルクカーブの下落傾向が顕著で、上限まで回すと物足りない場合もある。それに対してNAのランボルギーニV12は、これでもかという勢いでトップエンドまで上り詰めていくのが頼もしい。
この点に関して、同社開発部門のトップであるエンジニア、マウリツィオ・レッジャーニさんは、ランボルギーニは今後も状況が許す限り自然吸気のマルチシリンダーエンジンに拘り続けるつもりだと、明言したのだった。世の中の状況からいって、そう簡単な話ではないと思うが、頑張ってほしいものである。
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