マツダ デミオは世界基準の国民車候補だがグレード選びが悩ましすぎる
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部
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高級感といえば、デミオはインテリアの高級感というかセンスの良さについてもピカイチだ。
今回の試乗車がミストマルーンという特別仕様車だったからというのもあるが、そうではなく普通の15S ツーリング(ガソリン車では上から2番目のグレード)であったとしても「ピカイチ」との評は変わらない。
個人的には国産車の難点のひとつは「内装デザインのダサさ」だと思っているが、デミオのセンスあふれるインテリアがあれば、わざわざ高いお金を出して同クラスの欧州車を買う必要はないと思えてならない。
全幅1695mmと、現代の車としてはなかなかタイトゆえにスイスイ気楽に走れた市街地を抜け、高速道路に入ってみよう。そこでも、1.5L化されたデミオはほぼ盤石だ。100km/h巡航時のエンジン回転数は約2100回転で、車内は(コンパクトカーとしては)望外に静寂。というかそこそこ野太いエンジン音が程よいレベルで車内に進入する感じであり、個人的には「このぐらいがちょうどいいのでは?」と思う。
追い越しのため少々スピードを上げる際にも1.5L化の恩恵は確かにあり、比較的余裕しゃくしゃくで追い越し作業を完了できる。ただ、そこからさらに「ドイツ車じみた速度域」まで持っていこうとすると、1.5Lのノンターボエンジンはうるさくなる。だがそれは、そんな速度など出さなければ良いだけの話なので、まったくもってノープロブレムだ。
そのほか高速走行時の盤石っぷりについてはあらためて伝えるまでもないだろう。評論家各氏の試乗記や、一般ユーザー各氏のブログなどに書かれているとおりである。国産他社の安手なコンパクトカーとはちょっと次元が異なるのがデミオの走りだと思っておけば、それがおおむね正解である。
ただ、冒頭付近で述べたとおり問題点というか「悩ましさ」もあるのが、デミオの難しいところだ。
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