プリウス過去最高を記録。2月マーケット概況
掲載 更新 carview!
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今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した2月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車、軽乗用車を含め、国内で販売された乗用車総数は44万9285台、前年同月比は131.7%(貨物車、バスを含む新車総販売台数は51万9626台/前年同月比129.5%)と5カ月連続でプラスとなった。昨年10月から2割増ペースで上向いていたが、今年に入って2カ月連続で3割を超すハイペースとなり、リーマン・ショック前の08年2月と比べても4.7%増と2カ月連続で08年データを上回った。国内の新車販売はエコカー補助金復活などの追い風もあり、完全に勢いを取り戻したようだ。
輸入車と軽乗用車を除く3/5ナンバーの国産乗用車(日産マーチ輸入分のみ含む)は28万3154台で、前年同月比は133.4%。メーカーブランドごとの合計では、前月に続きホンダ5万394台/前年同月比147.2%、トヨタ14万5569台/同140.0%と大きく伸張し、全メーカーブランドがプラスとなった。
月間ランキングでは「トヨタ プリウス(α含む)」が3万5875台で9カ月連続トップとなり、前年同月比も87.7%増で、単月の販売台数としては過去最高。2月単月に販売された車種としても過去最高を記録した。2位は「ホンダ フィット(シャトル含む)」で2万4973台、3位には「トヨタ アクア」が2万1951台で前月よりワンランクアップ、「ホンダ フリード(スパイク含む)」は1万3293台で4位、5位は1万1288台の「トヨタ ヴィッツ」となった。上位4車種はハイブリッド車(HV)もしくはHVのほうがガソリン車より売れている車種だが、全体の販売台数が好調だったこともあり、HV比率は前月比1.5ポイント減の30.0%だった。
軽乗用車は14万7494台で、前年同月比129.0%(貨物車を含めた全体では18万6413台/前年同月比125.4%)と5カ月連続のプラス。特にホンダは「N ボックス」が1万5322台と好調で、乗用車部門全体で2万3812台、前年同月比201.8%と昨年の2倍超の売れ行きとなった。車名別では「ダイハツ ミラ(イース、ココア含む)」2万2023台、「スズキ ワゴンR」1万6861台、「N ボックス」、「ダイハツ タント(エグゼ含む)」1万5015台、「ダイハツ ムーヴ(コンテ含む)」1万4587台がベスト5で、乗用車全体のベスト10では、3/5ナンバー乗用車(登録車)5車種、軽乗用車5車種が分け合う形になった。
輸入乗用車は海外メーカー製のみでは1万8124台、前年同月比129.2%と7カ月連続で前年を上回った(日本メーカー製を含む輸入乗用車全体では2万3487台、前年同月比122.7%)。海外メーカーブランド別乗用車ランキングはVW(フォルクスワーゲン)が5174台で2カ月連続のトップ。以下、2位メルセデス・ベンツ3035台、3位BMW(ミニを除く)2539台、4位アウディ1618台、5位BMWミニ1325台と続き、アウディが4.9%増のほか、いずれも2ケタの大幅な伸びとなっている。
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