プリウス過去最高を記録。2月マーケット概況
掲載 更新 carview!
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昨年は貨物車を含めた総合計で、18万9925台、前年比84.9%にとどまったマツダ。新車販売全体でも前年比85.0%だったから、落ち込み幅は平均的といえるが、06年から4年連続で前年割れが続き、リーマン・ショックから立ち直りつつあった10年に9.4%増と一息ついていただけに、昨年の大震災は生産拠点に直的な被害を受けなかったマツダとはいえ、影響大といわざるを得ないだろう。
そんなマツダの待望のニューモデルが今年2月にデビューした「CX-5」だ。エンジン、トランスミッション、ボディ、シャシーなど、すべてにマツダ独自の環境技術「スカイアクティブ」を採用した初めてのモデルで、特にJC08モードで18.6km/Lの低燃費を実現したクリーンディーゼル車を設定したのが特徴だ。2月はほぼ半月しか販売期間がなかったが、693台と月間販売目標1000台の約7割を達成。発売後1カ月の受注は約8000台と、出だし好調だ。なかでもクリーンディーゼル車が人気を集め、受注の73.0%を占めているという。それだけに納車まで2~3カ月かかっている状況で、新しいエコカー補助金やクリーンディーゼル補助金には予算の限りがあるだけに、納期短縮が売れ行きを占う一つのカギになりそうだ。
「CX-5」は約100カ国に輸出する計画で、すでにロシアでは発売1カ月で年間販売目標の半分にあたる5000台を達成し、北米、欧州、オーストラリアなど海外でも好評のようだ。マツダは国内、海外合わせて年間16万台の販売を計画し、「CX-5」を「アクセラ」、「アテンザ」、「デミオ」に次ぐ基幹車種にしたい意向だが、記録的な円高が続いているだけに、利益確保につながるかがポイント。マツダは国内生産比率が高く、今季の計画でも68.0%に達するほどだが、来年度にはメキシコ工場を立ち上げ、「CX-5」を中国で生産する計画を進めるなど体質改善を図りつつある。「CX-5」の売れ行きとともに、マツダの経営戦略にも要注目だ。
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