サイトトップへ

サイト
トップへ


現在位置: carview! > 編集記事 > 試乗記 > 新型フィット試乗。プラットフォームを刷新しなくとも好印象の仕上がり

ここから本文です

新型フィット試乗。プラットフォームを刷新しなくとも好印象の仕上がり

新型フィット試乗。プラットフォームを刷新しなくとも好印象の仕上がり

ホンダ 新型フィット LUXE(リュクス) インテリア(写真:塩見 智)

新型の見どころは居住空間の過ごしやすさ

ただ新型フィットを走らせる心地よさの最大の理由は動力性能の進化ではなく、過ごしやすさ、具体的には視界のよさと乗り心地のよさだと思う。運転席に座ると、他のコンパクトカーよりも明らかにパノラミックな視界を得られる。ワイドスクリーンの劇場にいるかのよう。

Aピラーを前後に2分割したことで、手前側の太いピラーがぐっと乗員側に迫ってきており、その分視界が開けている。前方のピラーは見えるものの細いので存在感がない。加えてダッシュボードを可能な限り低く下げ、さらにステアリングホイール奥のメーターバイザーをなくすなど水平なデザインとしたため、視界のすっきり感が増した。

仕上げにワイパーも乗員から見えない位置に隠した。大げさに言うと新しい乗り物に乗っているかのような印象があり、この視界だけですぐに新型フィットが気に入った。同じAピラー2分割の手法を用いた先代のシトロエンC4ピカソを思い出す。

視界の下に広がるインパネデザインも素晴らしい。2本スポークのステアリングホイールはホンダの過去のベーシックカーを思い出させる。全体としてシンプルなのだが、あるべき位置に各スイッチを配置し、使い勝手を左右する小物入れやドリンクホルダーも省略していない。アートじゃなくちゃんとプロダクトデザインになっている。

リアシートからの視界までよいのはなぜかと不思議に思ってエンジニアに尋ねると、フロントシートのショルダー部分のうち、身体を支えるのに不要な部分を大胆に削ぎ落とした結果だという。ホンダらしさというのは見る人の数だけあってよいのだが、個人的にはニュルで速いナントカタイプRよりもこういう工夫こそが本来のホンダらしさだと思う。

ホンダ フィットの中古車

ホンダ フィットの中古車情報をもっと見る

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

  • 2019/12/13 12:53

    違反報告

    なかなかオシャレなデザインで好印象。

    いやほんとこういう感じでいいんですよ。
    無駄にギラギラオラオラさせる必要なんてないんです。
  • 2019/12/13 12:42

    違反報告

    N-WGNの不具合の影響で、フィットは全グレードが、「リアドラムブレーキ」から「リアディスクブレーキ」にグレードアップされたから、「ヤリス」よりも商品価値が上がった。2月発売も結果よかった。
  • 2019/12/13 12:49

    違反報告

    i-MMDに乗っているが、トヨタ系のHVと違ってEV走行時間が長いしそれがまた静かだから、対比でエンジンがかかった時の音がうるさく感じる人もいるのだろうと思う。ずっとノイズを聞かせておいた方が慣れてしまって断続的に聞かせるより静かに感じるというやつね。
    とはいえ、踏み込んだ時のレスポンスのリニア感は圧倒的だよね。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

サイトトップへ

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

関連サービス

メールマガジン メールマガジン