新型フィット試乗。プラットフォームを刷新しなくとも好印象の仕上がり
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:本田技研工業株式会社 139
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:本田技研工業株式会社 139
プラットフォームは刷新ではなく従来型の改良版。何はともあれテストコースでハイブリッドから試乗する。走らせ始めた瞬間に期待が広がった。Dレンジに入れてブレーキペダルから足を離すと、スルスルと電動車ならではのスムーズなクリープが始まる。
アクセルペダルをゆっくりと踏み増すと、振動は発生しないまま、そして静かなままに速度が上がっていく。しばらくするとエンジンがかかって音と振動が控えめに発生するが、加速自体はシームレスに続く。そのまま望む速度までスムーズに加速することができた。
アクセルペダルのオンオフによる加減速がドライバーの意思に忠実で、心地よい。絶対的な加速力は1.5リッタークラスのコンパクトカーの標準か、やや力強いくらいだが、パワーの出方、収まり方が上質なので、それだけでひとクラス上のクルマに乗っているように感じる。
クラスレスな感じといったほうが適切か。「オデッセイ」、「ステップワゴン」、「インサイト」など、上位車種に展開してきた2モーターハイブリッド「i-MMD」をフィットにも採用したおかげでこの上質な加減速が備わった。
ホンダは2030年ビジョンにのっとって、自らの電動化技術を「ホンダe:テクノロジー」と名付け、従来i-MMDと呼んできたこの2モーターハイブリッドを今後「e:HEV」と呼ぶことにした。まだ浸透していないのでわかりにくいが、つまりホンダe:テクノロジーの象徴的な存在が、同じく東京モーターショーで発表され、20年のどこかで発売されるEVの「ホンダe」ということなのだろう。
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