プロボックス/サクシード ハイブリッド試乗 ダイレクト感は薄まったがバンとしての使命を果たすために必要な進化
掲載 更新 carview! 文:小林 秀雄/写真:市 健治
掲載 更新 carview! 文:小林 秀雄/写真:市 健治
実車を目の前にすると、ハイブリッドの専用エンブレムを別にすれば、外観からは取り立ててガソリン車との違いは感じられない。内装材のチープさも昔のままで、「なんだ意外に変わんないじゃん、お前」と少し胸をなでおろした。
だが、ハイブリッドの洗礼(?)は、いざ発進させようという段になってやってきた。 まずは何の変哲もないキーを、これまた見慣れたキーホールに差し込むことに困惑。「ハイブリッドなのにパワースイッチじゃないのか(笑)」と面食らいながら、キーをいっぱいまで捻ってみた。反射的にエンジンが掛かかるものと待ち構えてしまったが、メーターに「READY」のインジケータが灯るのみで車内は静寂を保ったまま。なぜかはわからないが、むやみに恥ずかしい気分に襲われてしまった。
さて、そんなこんなの儀式をようやく終えて、「フワ~ン」といういつものアレを耳にしながら飛び出した試乗コースは、交通量の多い国道や道幅の狭い生活道路を含む一般道。撮影時間との兼ね合いで高速までは足を踏み入れなかったが、実際にユーザーが日常的に出くわすであろうシーンを走行することができた。
乗り心地を強化するためバネ上の制振制御も新たに採用されているそうだが、率直な第一印象はザ・普通。ひらひらと軽いステアリングや制動時のアシストがぶわっと立ち上がるブレーキタッチなどは、以前に乗っていたプロボックスの印象そのもので、ハイブリッドとはいえ良くも悪くも商用車らしい操作感が貫かれていた。かつて乗り慣れたガソリン車と比べると、ハイブリッド車はアクセル操作に対するダイレクト感に欠けるというのも偽らざる感想である。
一方、信号待ちでのエンジン停止や走行中にエンジンが発電に回ることによる燃費の改善効果、ごく短い距離とはいえモーターのみでスムーズに発進できる点は、やはりハイブリッドならではの魅力。休憩中に車内で食事したり仮眠したりする使い道も考えると、冷房の電源に回生電力を流用できるハイブリッドのうま味も生きてくる。登坂時や加速時には、モーター駆動による力強さも実感することができたので、もちろんハイブリッドにはハイブリッドの良さがあることも確認できた。
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