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クラウンからコンパクトカーまで。レグノの新しい価値とは?

ますます進む「エコ化」と「静粛性」

ただし、この大衆化は今に始まったわけではない。今回もREGNOは『GR-XI(ジーアール・クロスアイ)』と『GRVII(ジーアールブイ・ツー)』の2ラインを出しているが、GRVIIの方はミニバン専用REGNOとして2006年に初登場している。そして今回、GR-XIは30サイズに対応。今や売れてるクルマの4割が軽になった日本。さすがのREGNOも見過ごせなくなったわけなのだ。

今回も改良度合いは多岐にわたっていて分かり易いところでは「エコ化」。グリップ性能やらウェット性能、転がり抵抗まで表示するタイヤのラベリング制度が始まって5年。セダン・コンパクトカー用『GR-XI』は既に転がり抵抗とウェット性能でトップクラスのグレーディング「A-b」を獲得済みだったが、今回はミニバン用『GRVII』でも初獲得。特にトレッドのブロック剛性と排水性を最適化する技術で、転がり抵抗を18%、ウェットブレーキ停止距離を14%も短縮した。

さらにBSのREGNOの質に対するこだわりはハンパじゃなく、今回は開発段階で「チームREGNO」を組織して作り込み、中でも伝統の静粛性は心地よさに影響する中・低周波ロードノイズを独自の「ノイズ吸収シートII」で抑え、気になる高周波パターンノイズをこれまた独自の消音器構造を、初めて1つで2つのミゾに対応させる「ダブルブランチ型消音器」を搭載することで抑え込んでいる。しかし、ダブルブランチって、なんだかサッカー用語に似てる気がしませんか(笑)。

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