コンチネンタルGTC V8 完璧に乗りこなせるか
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:菊池 貴之
ベントレー・コンチネンタルGTC V8のレポートもいよいよ佳境に入ってきた。磨き込まれた外観や、英国流クラフトマンシップここに極まれりといったインテリアを含め、このクルマの魅力度は文句なしに高い。それも、工業製品という狭い範疇にとどまらず、文化の香りすら漂わせているのがいい。
もし宝くじが当たって3億円が懐に転がり込んできたら、正直、欲しいなと思う。3億円当たれば2360万円ぐらいクルマに投じてもバチは当たらないだろう。けれど、そんな幸運に巡り会ったとしても、買えるから買う、という単純な物差しを当てはめていいのだろうかという思いもある。問題は、自分がベントレーに似合う人間なのかどうか。たんまりカネを持っていることと、ベントレーに似合うこととは別問題である。
GTC V8のトップを開け放ち、都内を颯爽とドライブした。最高に贅沢なインテリアに囲まれながら、しっとりした重量感と途方もない余裕を味わった。まさに至福の時だった。でもその姿は、果たして周囲から見て颯爽としていたのだろうか? そう問いかけると自信がなくなる。仕事柄、高価なクルマに乗るのには慣れている。客観評価だけでなく、オーナーになったつもりで評価するのも僕らにとっては重要な仕事のひとつだ。しかしベントレーの敷居はあまりに高く、最後までオーナーになった“つもり”にはなれなかった。僕にとってはあまりにアナザーワールド過ぎたということだろう。
でもそれでいい。いや、だからこそいいのだ。ブランドがすさまじい勢いで消費される今の時代にあって、アナザーワールドを見せてくれる本物の存在は貴重だし、そういうクルマを求め、完璧に乗りこなしてみせる人もいる。ベントレーが似合うお屋敷に住んでいるわけではないけれど、少なくとも試乗車を借り出したときぐらいは颯爽と乗りこなせる男にならなくちゃ。それが本レポートの結論である。いつ宝くじが当たるかわからないし。
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