ポルシェもレクサスもホンダも新型車を発表する英グッドウッドの存在感
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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夏を迎える欧州や北米では古いクルマが続々と道々に這い出してくる。まるで冬篭りしていた虫が陽気を求めて這い出す“啓蟄”のようだが、彼らはそれぞれが歴史や意味を持った存在だ。
こうしたクルマを一堂に集めるイベントも目白押しで、特に英国チチェスターのグッドウッドで開催されるフェスティバル・オブ・スピードやアメリカ西海岸の有名なゴルフコース、ペブルビーチの「コンクール・デレガンス」は特に見もので、私もここ数年は欠かさず出席している。
今回は7月5~7日に開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」の様子をお伝えしよう。金曜日から日曜日までの3日間に、まるでモーターショーのように様々なメーカーが主にスポーツモデルの展示を行う。さらに今回のポルシェのようにここでワールドプレミアを披露する場合もある。
グッドウッドはミニカーやヴィンテージカーパーツの売店が並ぶ全く玉石混合のイベントでもある。さらに面白いのは往年のレーサーだけでなく、現役レーシングドライバーが会場をウロウロしていて、気軽にサインに応じたりしている。非常にカジュアルな雰囲気をもっているのだ。後述するが今回特に印象深かったのはニック・ハイドフェルドと隣合わせになったことだった。
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