カービューも参戦、第27回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:Yahoo! JAPAN 公式カメラ隊
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燃費計のメモリが1つになったところで、回転数の上限をダウン。上位では、燃料をセーブするためにタイムを落とすチームが出てくる。どこもギリギリなのだ。ホームストレートを過ぎる際のエンジン音が低い。明らかに回転数を落として走っている。
完走と、順位をキープしなければならないプレッシャーからか大きくタイムを落とすタカハシ。堪らずヤマモト監督から「(第1コーナーの)ブレーキングが早い」というゲキが飛ぶ。
次の周の第1コーナー、タカハシは渾身のレイトブレーキングを見せる。飛び込みを見守ったメンバー全員が肝を冷やすほどのツッコミを何とか制御し、第1コーナーを抜けていく。
残り1分。ピットにいる誰もが「完走」を確信したその刹那。
「止まった!?」
ヤマモト監督の言葉に一同が凍りつく。ガス欠だ。
「セルは回るか!?」
誰かが叫ぶ。全員が、再始動できないか口々に話している。燃費計のランプがついた時点では、ガス欠症状が少しでも出たら燃費走行に切り替える算段だった。
「そんな急にくるのか...」
ウダガワがうなだれる。無理もない。残り1分である。誰も言葉が出ない。いや、発せられないのである。
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