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新型インスパイアに試乗 気筒休止は3パターンに

大排気量エンジンを積むFFの限界を感じることも……

インスパイアが、高級サルーンカーとしては小気味よい応答性を示すのは、ステアリングのギア比を従来型に対して中立付近で約20%クイックにしているためもある。さらに、VGR(可変ステアリングギアレシオ)の採用によりステアリングのギア比は舵角が増えるほどクイックになる。そのため、車庫入れなどの際にステアリングをロック状態まで切り込むとギア比は最もクイックになり、左右に切り返しても3回転ほどなので車庫入れなどの際の取り回し性も優れている。それでいて、ステアリング操作の過程で切り込みすぎてしまうような違和感もない。

ただ、駆動方式をFFとしながら大排気量の高性能エンジンを搭載することのデメリットは隠しきれない。フロントタイヤだけでエンジンの性能を受け止めなければならないので、レーンチェンジやコーナリングの際にはステアリングの手応えが大きく変化するはずなのだ。だが、それをパワーステアリングの制御で抑えているので、どうしても手応えが人工的になってしまう。この点は、駆動方式にFRを採用するマークXやスカイラインが示す手応えの素直さにはかなわない。

とはいうものの、ステアリングの手応えが人工的だとはいっても不快感を伴うわけではなく、小気味よい応答性を得られるのだから大きな不満にはならない。乗り心地もドイツ車的などっしり感があり、それでいてサスペンションはスムーズに動くので高級サルーンにふさわしい快適性が確かめられる。室内の広さは、マークXやスカイライン以上であり、とくに後席の足下スペースはひとクラス上のクラウンやフーガにさえ勝る余裕がある。インテリアの質感も高級サルーンカーにふさわしく北米仕様のアコードとは別物なので、従来モデルのように大きなファミリーカーに乗っているといった印象とは無縁でいられる。

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