燃費&実用性アップ! 新型ビートル海外試乗
掲載 更新 carview! 文:佐藤 久実/写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:佐藤 久実/写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
どの時代においても、ビートル人気の最大の要因がデザインにあることは明白だろう。今回のデザインテーマは、初代ビートル独自のフォルムを忠実に再現したいという想いから「新たなオリジナルを創る」。確かに、ニュービートルとはかなり印象が異なる。
ニュービートルは、エクステリアもインテリアも半円が強調されていた。初代ビートルはRR。それに対してニュービートルはFFのゴルフをベースにビートルのガワを被せたから、かなり強引さも感じられた。ダッシュボードが無駄に広く、随分クルマの後ろに座らされているような違和感もあった。
一方、ザ ビートルは、ルーフが低くなり、車幅が広がった。そしてフロントウインドウの位置が後方になり、より寝かされた。特にサイドビューはオリジナルを彷彿とさせる。中身はゴルフVIベースではあるが、パッケーシングの違和感はない。ドライバーズシートからの視界はもちろん、リヤシートやラゲッジスペースも広くなっている。実際にリヤシートにも試乗してみたが、ヘッドクリアランス、ニークリアランスともに不満はなかった。デザインコンシャスではあるが、実用性も高められている。
また、ザ ビートルは、「ビートル」「デザイン」「スポーツ」の3グレードが用意され、内装のマテリアルやタイヤサイズの違いでさまざまなキャラクターを見せる。
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