ボンボンや奈良漬で酒気帯びや飲酒になるの？ 微量でもチェッカーが作動してトラブルになる事例とは

画像：アフロ

基本的に普通の食べ方で飲酒運転になることはない

では、これらの食品を摂取したことで、飲酒運転とみなされる可能性はあるのでしょうか。

結論から言えば、これらの食品に含まれるアルコールの量はごくわずかであり、通常の食事の範囲で摂取する分には、飲酒と同じような影響を及ぼすことは考えにくいとされています。

警察庁が実施した「アルコール含有品に関する調査」（2006年度）によると、奈良漬やウイスキーボンボン、粕汁、栄養ドリンク、ノンアルコールビールなどを摂取した場合のアルコール量は、缶ビール1本分をはるかに下回るという結果が出ています。

さらに、これらのアルコール含有食品を摂取した20分後に呼気アルコール濃度を測定したところ、検知器では検知されなかったことも確認されています。

また、運転シミュレーターを用いた実験でも、アルコール含有食品を摂取した場合と摂取していない場合とでは運転に明確な違いはみられなかったことも証明されています。

つまり、通常の食事でアルコールを含む食品を摂取しても、飲酒運転に該当するほどの影響を及ぼすことは基本的にはないということです。

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