フォルクスワーゲンが万全を期してパサートにディーゼルモデルを投入
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹、フォルクスワーゲン グループ ジャパン
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹、フォルクスワーゲン グループ ジャパン
フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、ミッドサイズモデルの「パサート/パサートヴァリアント」に、最新世代の2.0Lディーゼルエンジンを搭載するTDIモデルを日本初導入する。価格は「パサート TDI エレガンスライン」(422万9000円)~「パサート ヴァリアント TDI ハイライン」(509万9000円)。VGJによるディーゼルモデルの日本導入は20年ぶりで、パサートを皮切りにディーゼル車のラインアップを充実させていく。
搭載される2.0L TDIエンジンは最新のディーゼル技術や排ガス浄化システムを搭載し、日本のポスト新長期排ガス規制をクリア。NOx低減は尿素溶液(アドブルー)を使うSCRシステムを採用し、1000km走行毎に約1.5Lのアドブルーを消費する。
最高出力は140kW(190ps)、最大トルクは400Nm。トランスミッションは6速デュアルクラッチ式(DSG)を組み合わせ、JC08モード燃費は20.6km/Lと良好だ(同じパサートのガソリンモデルは2.0L TSIが15.6km/L、1.4L TSIが20.4km/L)。
また、レーンキープ機能や渋滞時追従支援システム、完全停止まで可能なアダプティブクルーズコントロール、全速度域で作動するプリクラッシュブレーキシステム(歩行者は45km/h以下)といった先進安全装備も、ガソリンモデル同様に標準装備。最新のインフォテイメントシステムのディスカバープロも設定される。
VGJの日本へのディーゼル導入は、2015年秋に起きた排出ガス不正問題の影響で延期されていただけに、今回の導入に当たっては最新世代のユニットを投入するなど、メーカーの環境技術対応も万全を期すものになっている。高速巡航などのシーンで、静粛性や燃費の良さ、トルクを活かした運転のしやすさといった独自のメリットがあるディーゼル車という選択肢が増えたことは、長距離移動が多いユーザーは特に注目だろう。
・パサート TDI エレガンスライン ・・・422万9000円
・パサート TDI ハイライン ・・・489万9000円
・パサート ヴァリアント TDI エレガンスライン・・・442万9000円
・パサート ヴァリアント TDI ハイライン ・・・509万9000円
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