【続・焼肉屋で誘われ始めたK-TAI】メカの偉大さを痛感した2年目。悲喜交々でもやっぱりレースは面白い!
掲載 更新 carview! 文:編集部 3
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順調にラップを重ねる96号車でしたが、しばらくして「96号車がホームストレートに戻ってこない……」との声が。なんとチームメイトが他車のスピンに巻き込まれクラッシュしてしまいました。
慎重に走っていても何が起こるかわからないのがレースですが、ガレージに戻ってきたマシンを見て一同絶句。フロントバンパーからフレームまで、マシン前半分がほぼグチャグチャです。結果的にドライバーが無事だったのが不幸中の幸いですが、素人目に見てもレース続行は不可能な状態……。
「ここで終わりかぁ……(涙)」
なんて言葉が頭をよぎりましたが、メカさん達が壊れたカウルを外し曲がったフレームやアーム類を直し始めているではありませんか! しかもその目はむしろ生き生きとしています(メカニックの性なのか……?)。
エンジンなどの動力系が無事だったことも幸いし(さすがGX270!)、フレームやアームをハンマーや万力などでグイグイと戻し、予備のカウルをかき集め、1時間後にはなんとか走れる状態に。エンジンを再始動した瞬間ピットは歓声に包まれました。メカさん達マジカッコよかったっす(惚れた)。
結局、フレームの曲がりは完全に修復することはできず、マシンは常に左に進み(右回りのもてぎでは致命的)、強い横Gがかかるとチェーンが外れてしまうような状態でしたが、チェーンが外れるたびにメカさんがすぐにチェーンを張り直すなど、応急処置を施しながらチームメイト同士でなんとかバトンを繋いで無事チェッカー。
結果的には90位とチーム内最下位となってしまい(淡々と走った95号車が54位、こちらも他車のスピンに巻き込まれクラッシュした97号車が87位)、期待した結果ではありませんでしたが、諦めずに全員でバトンをつなぐチームプレイの素晴らしさを体感することができました。そしてやっぱりレースは何が起こるかわからないから面白い。
レースを見る際は、ドライバーが思いっきり走るその裏で、ピットクルーやメカニック、マネージャーや食事を用意してくれる裏方さん、スポンサーなど多くの人が支えていることを想像しながら観てみてはいかがでしょうか? きっとレースがより深く楽しめること請け合いです。ではまた来年(?)お会いしましょう!
●撮影:小林直樹
●協力:株式会社ホンダファイナンス/関彰商事株式会社/本田技研工業株式会社/ホンダモビリティランド株式会社/株式会社ホクビー/(有)ケイズカンパニー/株式会社ピーコックブルー
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