ワイルドアスリート化した新SUVのEペイスにジャガーの大変革を見た
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
さらなるワイルド化を裏付けるのが今回のFペイスの弟分、Eペイスだ。小沢は最初、そこまで本格的な走りとワイルドさを持っているとは思わなかった。骨格が基本ジャガー・ランドローバーグループの「ディスカバリー・スポーツ」や「レンジローバー・イヴォーク」と同じだったからだ。エンジン横置きプラットフォームベースの4WDだし、そこまで濃い味付けをしてくるとは思わなかったのだ。
ところが見た目から圧倒的にマッチョ。全長×全幅×全高は4410×1900×1650mmと長さの割に明らかに幅広めで、SUVでありながらSUVっぽさが薄い。塊感が物凄く、ブラックボディだとちょっとした兵器にも見える。
エレガント路線じゃない。完全にワイルド&セクシーだ。ある種暴力的な匂いすらする。かたやうって変わってセクシーなのはインテリアだ。特に小沢が乗ったファーストエディションの真っ赤な本革内装は圧巻。クオリティの高い革風素材のダッシュボードや赤いステッチ、バックスキン調のピラー内張りは非常に質感が高く、そこに時折リッチな光のメタリック調素材が加わる。
ATシフトは最近ジャガーで当たり前のダイヤル式ではなく、イマドキの前後ゲート式。きめ細かい9速ATで、使い易くて兄貴分より間違いなくオススメ。こだわりの強すぎる操作系は、実は使いにくいものなのだ。
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