新型ゴルフGTIに試乗! 完成度は太鼓判だが…
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
排気量2リッターの直噴ターボ4気筒、という基本構成はデビュー当初の先代ゴルフVのGTIと変わっていないが、実は新型のTSIエンジンはEA888シリーズと呼ばれる新世代ユニットで、ピークパワーは先代の200psから211psにアップ、と同時に280Nmの最大トルクを1700~5200rpmという広い範囲で発生する。組み合わせられるトランスミッションは当初3ペダルの6段MTのみで導入されたゴルフVのGTIとは逆に、ゴルフVIでは日本仕様の場合ツインクラッチの2ペダルMT、6段DSGのみとされている。
それがもたらす新型GTIのパフォーマンスは、DSG装着のドイツ仕様の数値で0-100km/h加速が6.9秒、最高速238km/hと、ゴルフVをやや上回るが、VとVIを同時に乗り比べでもしない限り、正直なところその違いは明確には分からない。いずれにしても、低回転域からターボのトルクを素早く立ち上げてボディを軽快に加速させ、しかもそのシャープな回転感がトップエンドまで維持されるという、ターボでありながらNAのスポーツエンジンのような感触を持つエンジンのキャラクターは、先代と変わらない。
とはいえその加速感、単に充分に速いというだけでなく、何やら弾けるようなビビッドな感触をともなうもので、直線を加速するだけである種の高揚感を得られる、爽快さに溢れている。この日は同時に、ノーマル系のTSIコンフォートラインも試乗、それにだけ乗っているとコレで充分じゃないか、と思ったものだが、続いてGTIに乗ったらやっぱりこいつの方が愉しい、という気分になった。それでいて、DSGのシフトをはじめとする諸々の作動はスムーズなものに終始するから、おそらく長時間乗っていてもドライバーを疲れさせないはずだ。GTIは今もクールな高性能ハッチであり続けているのである。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
現行ベントレー・コンチネンタルGTの日本限定モデル「コンチネンタルGTアズール ラスト・オブ・ライン コレクション」が登場
次期型はポルシェの兄弟車に!? VW『シロッコ』、電動スポーツカーとして復活か
壊れて当然のノリだけど現代のクルマにはない楽しさがある! 沼る可能性しかないハチマルイタフラ車
WRCラリー・イタリア・サルディニアのエントリーリストが公開。勝田がマニュファクチャラー出走に復帰
「違反じゃないんだからいいだろ」って非常識! まわりの迷惑を顧みない「自己中運転」5選
F1、雨用ホイールカバー導入を断念。テスト実施も水しぶき低減の効果はわずか「我々は振り出しに戻った」
ポルシェ「911GT3 RS」よりも速い!? テスラ新型「モデル3パフォーマンス」の販売店の反響は?
日産新型「商用バン」登場! “次期型エルグランド”風マスクがカッコイイ! 斬新グリル&ライトの新型「インタースター」約600万円から 仏で発売
日産の人気SUV「エクストレイル」&「キックス」がマイナーチェンジを実施! スペシャルモデルの90周年記念車も設定
“300”との差別化を明確に。“250”は扱いやすく生活に必要なランクル/トヨタ・ランドクルーザー“250”試乗
スバルの「小さなヤツ」登場! “軽ボディ”に“直4スーチャー”の超ド級マシン! 「ヴィヴィオ」が借りられる
〈人テク展2024横浜〉住友電工、自動運転可能な電動小型モビリティを初公開
【予算もサイズも性能も好敵手】アルファロメオ「ジュニア」とレクサス「LBX」買うならどっちだ
【購入前にマストで訪れたい】LBXの世界観を体感できるポップアップ展示が世田谷にオープン
シビックがイメチェン&出力アップ! スポーティな25年モデルが米で公開。日本にも近々上陸か
【若手も中堅も不足中】“クルマ離れ”はある意味ラッキー! 自動車メディアを目指す人必見の業界事情とは?
218万円の激安カローラクロス「G“X”」はアリかナシか? 装備をチェックしてみた!
【悲報?】販売好調の人気SUV「ヴェゼル」が商品改良で“大穴グレード”を落とした大人の事情
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
【円安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった