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次期「レヴォーグ」開発に黄色信号の“不安なところ”。次世代eボクサーの搭載はどうなった?

次期レヴォーグは登場しない可能性もある

ただ、レヴォーグに関しては、解決しなければならない別の問題もあるようです。

前出のある業界関係者は次のように続けます。

「インプレッサと並んでスバルの国内販売の主力を担っているレヴォーグですが、残念ながら、海外市場ではほとんど売れていません。

事実上の国内専用モデルなので当然といえば当然ですが、グローバル化が進む自動車業界において、海外市場を計算に入れることができないのは痛手です。

レヴォーグは、ステーションワゴンの需要が高いことで知られる欧州でも販売されたことがありますが、その結果は惨憺たるものでした。

かといって、スバルが得意とする北米市場ではステーションワゴンはあまり人気がありません。

つまり、次期レヴォーグについては、そもそもステーションワゴンのニーズがあるのかという点についてまず考える必要があります。

このように考えると、次期レヴォーグはそもそも登場しないという可能性すら考えられます。

また、そうした状況を見据えてか、スバルはレヴォーグのSUV版であるレヴォーグ レイバックをリリースしましたが、その販売状況もかんばしくありません。

一説には「トヨタ ハリアー」の対抗馬として開発されたと言われていますが、現時点では同じ土俵に立てていないのが実情です。

>>レヴォーグとレヴォーグレイバック、ハリアーを公式画像で見る

そのため、SUVモデルのレイバックを次期レヴォーグの中核に据えるというのも不安が残ります。

『次世代e-BOXER』の搭載予定モデルにレヴォーグが含まれていないのは、レヴォーグの置かれたこうした状況がひとつの要因かもしれません」

2024年8月現在、スバルから次期レヴォーグに関する公式なアナウンスはありません。

ただ、大きく揺れ動く自動車業界、そしてスバルの電動化戦略の流れのなかで、レヴォーグが微妙な立ち位置となってしまっているのは間違いないようです。

(終わり)

>>標準モデルが侮れない! スバル クロストレックで選ぶべきグレードとOPとは?

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