6.2リッターV8 OHVエンジンをカジュアルに楽しめる シボレー カマロ SS
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
JAIA輸入車試乗会、続きましてシボレー カマロ SSです。1967年の初代デビューから現行モデルで6代目。歴史あるアメリカンクーペの現行モデルに伝統のV8 OHVエンジンを搭載したカマロSS。一体どんなクルマに仕上がっているのでしょうか?
エクステリアデザインは初代をモチーフにしたレトロモダンスタイルの5代目を継承しています。ロングノーズに低いルーフ、そこからリアに流れるボディラインは、これぞクーペといったカッコよさがあります。インテリアも5代目のイメージを残し、クラシカルな雰囲気の残るインパネ回りに歴史のあるカマロらしさの演出を感じます。
エンジンは、コルベットやキャデラック エスカレードに搭載される6.2リッターV型8気筒OHVをカマロ用にセッティングし、333kW(453PS)/5700rpm、617Nm/4600rpmと大排気量車らしいスペックを誇ります。ブレーキにブレンボが装着され、足回りにはマグネティックライドコントロール(磁性流体減衰力制御システム)を採用。ドライブモードセレクターで「ツーリング」「スポーツ」「雪/凍結」「トラック」を選択することができ、それぞれのモードでアクセルレスポンス、ステアリングアシスト量、マグネティックライドコントロールによる乗り味、排気音などが変化します。
ドライブモードをノーマルとなる「ツーリング」に設定して試乗開始。基本的に乗り味は穏やか。排気音も静かで、ゆったりのんびり乗ることができます。「スポーツ」にすると排気音が低音の効いた音質に変わり、足もしっかりしてきます。それでも普段乗りに使っても問題ないレベルです。そしてカマロ SSにしかない「トラック」にするとステアリングは重くなり排気音もワイルドな音質に変化。V8エンジンが咆哮し猛烈な加速をすることが可能になります。
さて気になるお値段ですが、このカマロ SSが645万8400円と、排気量や性能を考えるとべらぼうに高いわけではないですが、それなりのお値段です。では2.0リッター直4ターボエンジンを搭載する標準モデルならお求めやすかといえば516万2400円と、V8じゃなくてもいいからカマロに乗りたいという思いはそう簡単には叶いません。本国のサイトを見ると標準モデルの価格は2万6900ドルとあるので、日本円に換算して(2018年3月現在)300万円以下ですから、これくらいでカマロに乗れたら嬉しいんですけどねぇ…。
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