見ても乗っても“いいクルマ”。ホンダの金看板「アコード」に日本人がどうしても言いたい愚痴
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 111
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 111
もちろん、気になる点は少なくありません。
ホンダがアコードで積極的にアピールしている「Google搭載」のホンダコネクトは、いくつかの部分ではその性能を遺憾なく発揮してくれるものの、基本的には使いにくいというのが正直なところです。
そもそも、筆者も含めて右利きのユーザーは、左手で細かい画面を操作するのは不慣れです。かといって、音声入力ではいまひとつ正確に認識してくれないため、いずれにせよフラストレーションがたまる結果となります。
このあたりは、左ハンドルかつ英語圏のユーザーを念頭に置いたシステムの弊害と言えるかもしれません。
また、ほぼフル装備とは言え、やはり544万9400円という価格はネックとなります。
この価格帯となると、輸入車も含めてさまざまなモデルが選択肢に入ってくるうえ、よりリセールバリューが高いモデルも少なくありません。
ただ、これらは筆者のアコードに対する思い入れを根本からくつがえすものではありません。
筆者が新型アコードを購入するにいたらなかった最大の要因は、“1年以上遅れて日本に導入されたこと”にあります。
たしかに、新型アコードは魅力的なクルマです。
しかし、「最新は最善」の原則に従えば、いずれ登場するであろう一部改良モデルやマイナーチェンジモデルはさらに魅力的な1台に仕上がっているはずです。
新型アコードそのものは2022年11月に発表されているため、早ければ2025年~2026年にかけてマイナーチェンジモデルが北米を皮切りにお披露目~発売されると見られます。
いまの時代、海外で発表されるモデルであっても、その詳細はほぼリアルタイムで手に入れることになります。
もし仮に、いま筆者が新型アコードを購入し2024年内に納車されたとすると、翌2025年には最新のアコードが登場してしまう可能性があります。
突き詰めると、それが筆者には耐えられなかったというのが、新型アコードを実際に購入するに至らなかった根本的な要因です。
いまの新型アコードに大きな不満があるというよりは、アップデートされたアコードの存在を知ってしまうと、自身が購入したアコードを心の底から愛せなくなってしまうことをおそれている、というのが正確なところかもしれません。
ホンダの状況を考えると、特にアコードに関しては海外市場を優先せざるを得ないのは十分に理解できます。
それでも、できれば海外市場とそう変わらないタイミングで新型アコードを導入してほしかったというのが、筆者の正直な気持ちです。
逆に言えば、筆者のような点をそれほど気にしない方であれば、新型アコードは強くオススメできる1台です。
ぜひ一度試乗し、ホンダの“本気”を感じてみてください。
(終わり)
>クルマで“Google”使えます。新型アコードは「自分好みにカスタマイズ」が楽しいかも
>SUVはちょっと飽きた… そんな人におすすめしたい新型アコードの見どころとは?
<写真:ホンダ>
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
愛車の履歴書──Vol54. 池松壮亮さん(番外・後編)
トヨタ世界初!謎の「“パイ”エース」に大反響! 屋根なし&12人乗りに「成人式仕様みたい」「オトナも楽しめそう」の声! “マル秘システム”搭載の「ハイエース」がスゴイ!
頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
ルーミー/トール受注再開! 現行は2027年まで販売ってどうよ!? 3年も生き延びるってマジか!? ビッグマイチェンは2025年!
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!