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2020年の実用化を目指す住友ゴムのタイヤセンシング技術はどこがすごいのか

2020年の実用化を目指す住友ゴムのタイヤセンシング技術はどこがすごいのか

低μ路(μ=0.3)、タイヤにかかる荷重、空気圧低下などの検知状況をモニター上で確認できる

既存のセンサー類を活用。タイヤの摩耗や損傷も判別可能

DWSは技術的に難易度が高く、市場に供給できるのは現状で住友ゴムの他2社(コンチネンタル、ナイラ)に限られる。何が難しいかといえば、車輪回転パルスは路面のうねりや凹凸、タイヤのユニフォミティ(均一性)による回転ムラなど不要な情報が混ざって送られてくる。こういったノイズをいかに巧みに取り除き、知りたい情報だけピックアップできるか、という点が難しいのだ。

タイヤの空気圧が抜けると、動荷重半径が小さくなり回転数が高まる。住友ゴムのDWSは、回転数とタイヤ固有振動数の変化を同時に読み取って精度良く空気圧低下を感知する。当初、この方式では自然減のような4輪同時の空気圧減少が検知できなかったが、クルマの舵角とヨーレイトの遅れを比較するように改良。2004年ごろから4輪同時空気圧低下も検知できるように進化している。

センシングコアは、DWSからさらに発展して、路面の摩擦係数(滑りやすさ)やタイヤ個々にかかる車重を識別できる点が新しい特徴だ。将来的にはタイヤの摩耗や損傷も判別可能にするという。既存のセンサー類を活用するため、追加のセンサーやハードウェアは一切不要。ソフトウェアの開発だけで実現できる点が素晴らしい。

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