新型Eクラス試乗 安全装備とエンジンが凄い
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本
各種のセンサーの中でも、特にステレオカメラによる歩行者検知は世界の大都市では高い効果が期待されている。ステレオカメラは車線(レーンキープ)にも使えるし、前方を走るクルマや対向車の存在も検知できるので、LEDライトで照射の自由度が高まったアダプティブ・ヘッドライトの機能をフルに活用できるようにもなった。対向車が来るとその部分だけ照射角を下げて眩惑を防ぐのだ。
歩行者検知のデモンストレーションでは50km/hで走るメルセデスの前方に出てきた歩行者をステレオカメラが検知し「警報→ブレーキアシスト→自動ブレーキ」の3段階で対応する。余裕があるときは警報で歩行者の存在を認知させ、同時にブレーキアシストがブースト圧を立ち上げる。夜間はヘッドライトの照射範囲を広げることでカメラの認識精度を高めている。因みにヘッドライトの点灯忘れがないように、最近のメルセデスではヘッドライトスイッチの「オフ」はなくなった。
ステレオカメラで車線を検知し、電動パワーステアリングで車線の中央を走るアシストをするアクティブ・レーンキープも便利だ。緩いカーブが続くワインディングなら前方を走るクルマに追従し、コーナーで手を離しても自動操縦が続く。もちろん一定の時間ドライバーが手を離していると警報が鳴る。
このシステムは車輌感覚に自信が無いドライバーに有効だろう。まるで大きなワダチを走るように車線の中央へ誘導してくれるのだが、人間の操縦に自動操縦が折り重なっているので、車幅感覚を養うことができるのだ。レーンを逸脱したときは従来のシステムと同じようにESP(ESC)が片輪にブレーキを介入させることで元のレーンに戻してくれる。この時、ステアリングが振動して警告するので直感的に把握できるのもいい。こうした人間とコンピューターがオーバーラップしたインターフェースは、将来の自動操縦に向けて大きな意味を持っていると感心した。
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