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BMW M、サーキット性能を公道で駆る優越

環境性能をも手に入れた、受け継がれる超高回転の遺伝子

その一方で、市販モデルのM3とM5は販売面でも成功を収めBMWモータースポーツ社の事業も拡大していった。そこで、組織変更を実施し、モータースポーツ活動を別部門に移して1993年にBMW M社が設立された。もちろん、BMWのモータースポーツ活動は現在に至るまで途切れることはなく、勝利を納めるために得た技術はBMW M社が開発を手がけるMモデルに投入され続けている。

たとえば、歴史を通じてMモデルが積むエンジンの基本となっている高回転型コンセプトがそうだ。モータースポーツでは、より以上の性能を得るためにエンジンを高回転型としている。その技術を市販モデルに投入することで、より大きな排気量のエンジンに匹敵する性能が得られるわけだ。

実際に、現行モデルのM3クーペは4リッターのV型8気筒エンジンを搭載し最高出力の420psを8300rpmという超高回転域で発揮する。性能としては、排気量でいえば6リッタークラスでも得ることが困難な高性能ぶりだ。しかも、見方を変えれば一定の速度を保つときなど高い性能を必要としない場面では4リッター相当の燃料消費(CO2の排出)で済むため、実は極めて高効率なエンジンでもある。

さらに、現行モデルのM5、M6は4.4リッターのV型8気筒エンジンにMツインパワー・ターボを組み合わせている。最高出力は560psに達し、一般的なエンジンなら7リッタークラスにも匹敵する性能だ。しかも、7200rpmを許容する高回転型コンセプトを採用しているので他ブランドのモデルが積む超高性能なターボエンジンと比べると排気量が小さい。それでいて、やはり高い性能を必要としない場面では4.4リッター相当の環境性能を達成している。

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