AMG E63試乗。612ps/850Nmを一般道で普通に操れてしまう時代に
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:小林 俊樹
一般道で通常使用していて気になる要素を先に述べるなら、乗り味に若干の硬さがある。特に「ドンッ」という、路面変化でインパクトショックが入るケースでの、リアからの突き上げが大きい。後席に人を乗せるシーンが多く、快適性も大事なら、いずれ出るだろう「E43」系を待つか、完成度の高い通常のEクラスを選ぶほうが良いだろう。タイヤを変えれば若干は突き上げを緩和できるだろうが、850Nmもの最大トルクを受け止めなければならないタイヤだし、乗り心地を優先して純正指定以外のタイヤを装着するようなことは避けた方が良いと思う。
高性能エンジンとしてはアクセル操作に対して意図的で適度な鈍感さがあるというか、過敏な特性を持たせていない味付けは流石だ。ソールが厚めの靴であっても、容易にスムーズに運転できる。それに9速ATトランスミッションも変速はスムーズ。しかし、トランスミッションのトルクコンバーターを湿式多版クラッチに置き換えてダイレクト感を高めた反面、スタートで若干ギクシャクするときがある。操作が丁寧なドライバーは気にならないだろうが、もしギクシャクするなら、アクセルワークがメルセデスの想定よりラフだと認識して、同乗者の為にも自身の運転技術を磨いたほうがいいかもしれない。
若干のクセはあるものの、超ド級のハイパフォーマンスカーを普通に使えてしまうのは驚異的だ。必要ないときには気筒休止して環境性能を高めるし、メルセデスが近年力を入れている自動運転につながる運転支援系の最新システム全てが採用されており、のんびりと優雅な移動ができることも魅力として付け加えておこう。
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