スバルの看板「レヴォーグ」と新顔「レイバック」どっちを選ぶのが正解? 装備と価格でお得度が判明
掲載 carview! 文:モンキープロダクション 84
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レイバックの価格は、通常モデルにあたるリミテッドEXが399万3000円、ブラックセレクションが424万6000円となっています。これはレヴォーグのラインナップでは、エントリーモデルのスマートエディションやGT-H EXよりは高く、同じ1.8リッターターボ車でも、可変ダンパーを備えるSTIスポーツや同ブラックインテリアセレクションよりは安い設定となります。
つまり、レヴォーグ系の1.8リッターターボ搭載車としては、レイバックの位置づけは“中の上”といったところでしょうか。
<レヴォーグ レイバック>
・リミテッドEX|399万3000円
・ブラックセレクション|424万6000円
装備内容を詳しく見ていくと、レイバックの基準グレードとなるリミテッドEXには「ハンズフリーパワーテールゲート」や「リバース連動ドアミラー」、「ドアミラー電動格納機能」、「運転席シート自動後退機能」、そして「後席も含めた全4席の「シートヒーター」や「カップホルダー照明」などが標準装備されます。
その装備レベルは、レヴォーグで言うと、2番目に手ごろなGT-H EXとほぼ同等です。
<レヴォーグ>
・GT-H EX|379万5000円
さらに、実はアッパーボディもエンジンなどの下回り構造に対して、レイバック専用に10~20mm上がっている(走破性のため)いるそうです。このように充実した装備や意外に凝った技術内容を考えると、レイバックは、素直に“割安”と言っていいでしょう。
また、最低地上高が55mm大きくなってサスペンションストロークの増加したレイバックは、少なくとも可変ダンパーをもたないレヴォーグ(可変ダンパーを標準装備するグレードはSTIスポーツ系のみ)よりは市街地などでの乗り心地は快適……というのが定説となっています。
さらに、レイバックは当然ながらシート高もレヴォーグより55mm高くなっており、例えばフロントシート高は地面から約585mm。日本では600mm前後が「最も乗降しやすいヒップポイント」とされており、レイバックもそれに当てはまります。しかも、低いヒップポイントに腰を下ろす乗降動作となるレヴォーグとは異なり、ヒップポイントが高められたレイバックの乗降は「お尻を横にずらす」ような動作になるということで、フロントシートを座面のサイドサポートが低い専用設計にするという芸の細かさです。
>>レヴォーグとレヴォーグ レイバックをギャラリーで見比べる
もちろん、ワインディングなどでの安定性は普通のレヴォーグにわずかに譲るであろうレイバックですが、日常的な使い勝手や快適性だけで言えば、メリットが多いのも事実。価格も安いとは言いませんが、内容からするとリーズナブル。今後もスバルの思惑どおり、レイバックの存在感や販売比率がジワジワと上がっていく可能性が高いでしょう。
この原稿を書いている2月初旬現在、レヴォーグシリーズの工場出荷めどは、すべて注文から2ヵ月程度とされています。搭載エンジンやレイバックか否かによる差はないようなので、レヴォーグかレイバックか…焦らずにじっくり吟味して選ぶことができそうです。
(終わり)
(写真:スバル)
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