メルセデスの最新「GLC EV」は“300SEL”顔？ 800V充電＆0-100km加速4秒未満などのスペックも明らかに

300SEL 6.3「画像：APOLLO NEWS SERVICE」

最大2400kgを誇る牽引力や居住性で実用性も最強に

走りだけでなく、GLC EVは“使えるEV”としての実力も備えています。最大牽引能力は2400kg（5291ポンド）と発表されており、ポルシェ「マカン エレクトリック」の2000kgよりも約400kg高い設定。トレーラー安定化機能（ESP）やトレーラー操舵支援システムも標準装備しています。

キャンピングトレーラーやボートも余裕で牽引できるスペックは、アウトドア派のユーザーにとって大きな魅力となるはずです。

居住性も抜かりありません。ホイールベースは、現行ガソリン版GLCより80mm延長され、2970mmに拡大。特に後席の足元スペースが広がったことで、長距離移動時の快適性が大きく向上しました。

ラゲッジスペースも充実。通常時で570L、リアシートを倒せば最大1740Lまで拡張可能。さらにフロントトランクにも128Lの収納スペースを確保しており、荷物の多いファミリーでも安心です。

また、オプションの「アジリティ＆コンフォートパッケージ」では、エアスプリングサスペンションとリアアクスルステアリング（最大4.5度）を装備可能。

乗り心地と操縦安定性を両立する装備は、同クラスのライバル車に対してもアドバンテージになりそうです。

（終わり）

（写真：APOLLO NEWS SERVICE、メルセデス・ベンツ、ポルシェ）