308GTi by プジョースポール試乗。プジョー史上最強ホットハッチを詳細レポート
掲載 更新 carview! 文:河村 康彦/写真:篠原 晃一
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ハンドリングは、まずはその自在な感覚が印象的。加えて、リアサスペンションの横剛性が強靭で、高Gコーナリング中のブレーキング時にも高いスタビリティが確保され続けるあたりには、本格スポーツモデルとしての骨太感も味わえる。
一方、タイトターンで無理矢理にステアリングをこじったりすれば、そこで目立つのはやはりアンダーステア。美しい走行ラインを描きつつ素早い走りを楽しむには、それなりのスキルも要求される。
価格は436万円。いかに高出力エンジンの持ち主とはいえ、「1.6リッターのハッチバック・モデルとしてはとてつもなく高価」と評する人も現れるであろうし、一方で「モータースポーツ界の名門であるプジョースポールが手掛けたのだから、むしろ飛び切りお買い得」と、そんな判断を下す人もいるかも知れない。
実は、もう1ランクのライトチューンが施されたモデルも存在。こちらは最高出力が250psに抑えられた上で、一部装備品が変更されて51万円ダウンの385万円という価格が与えられている。基本的なコスメティックはこちらも同様。それゆえ、ドレスアップ重視の人に対しては、「こちらもオススメ」には値するもの。が、それを承知の上でも「プジョー史上で最強のホットハッチ」と謳われるこのモデルは、やはり270ps仕様こそが魅力的だ。
※本文中のスペックは、GTi 270 by プジョースポールのものです。
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