アクアの乗り心地をチェック。人気車種ならではの理由とは【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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アクアはトヨタが販売する人気車です。2011年末に発売され、これまで何度かのマイナーチェンジが行われてきましたが、2021年7月ついにフルモデルチェンジしました。
待望の新型アクアですが、はたして乗り心地はいかがなものでしょうか。この記事では、新型アクアの乗り心地に加え、インテリアや性能面の解説をします。
この他にも、新型アクアの進化ポイントやアクアの新車価格・グレードなど、新型アクアの魅力を多数解説しますので、新型アクアについて知りたい方はぜひご覧ください。
目次
アクアは、国内でもトップを争う人気を誇っている車です。ここでは、アクアが人気な理由を探ります。
その他にも、最新の新車販売ランキングを紹介しますので、アクアの販売状況を知りたい方もぜひご覧ください。
アクアは5ナンバーサイズのハイブリッドコンパクトカーです。ボディが小さいため小回りもしやすく、ちょっとした買い物やレジャーなどでも活躍します。ハッチバックなので荷室容量が278Lと広く、バックドアの開口部も広々として積み降ろしが楽な点も魅力のひとつです。
燃費性能も高く、カタログ燃費は2WDが33.6km/L~35.8km/L、4WDでは30.0km/L~30.1km/L(いずれもWLTCモード)と、世界でもトップクラスの値を誇ります。
また、重心が低いため安定性もあり、車体の揺れも軽減されている点も魅力と言えるでしょう。運転モードが変えられるドライブモードも搭載しており、ガソリン消費を抑えたい場合はEVモード、走行性能を重視したい場面ではパワーモードという具合に使い分けられます。
一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が発表した、2022年度の新車販売順位は次のとおりです。
1月~6月販売台数
順位|車名|販売台数
1位|ヤリス|8万1,580
2位|カローラ|7万988
3位|ルーミー|6万5,525
4位|ノート|5万6,948
5位|ライズ|4万5,380
6位|フリード|4万3,827
7位|アルファード|3万4,799
8位|アクア|3万4,143
9位|フィット|2万9,617
10位|セレナ|2万7,894
7月販売台数
順位|車名|販売台数
1位|ヤリス|1万8,679
2位|カローラ|1万3,054
3位|ノート|8,371
4位|ルーミー|8,133
5位|フィット|6,462
6位|セレナ|6,359
7位|ライズ|6,117
8位|ステップワゴン|5,708
9位|フリード|5,462
10位|アクア|5,168
このように、アクアは1月~6月の総販売台数で8位、続く7月の販売台数でも10位と好調を維持しています。
新型アクアには、4種のグレードが存在します。グレードおよび価格は次のとおりです。
グレード / 駆動方式 | 2WD | 4WD |
---|---|---|
B | 198万円 | 217万8,000円 |
X | 209万円 | 228万8,000円 |
G | 223万円 | 242万8,000円 |
Z | 240万円 | 259万8,000円 |
(2022年10月時点の情報です)
「B」は装備品や加飾類を抑えたエントリーグレードで、駆動用バッテリーは一般的なリチウムイオン電池を採用しています。「X」以上のグレードでは、新開発の「バイポーラ型ニッケル水素電池」を搭載しているため、より多くのシーンでモーター走行が可能です。
グレードによる違いを簡単にまとめると、装備品が充実し選べるオプションも増える「X」、上級ファブリックシートや本革巻きステアリングホイールで内装の質感が高い「G」、下位グレードのオプション品を標準装備し、アルミホイールで見た目もカッコいい「Z」となります。
また、2WDと4WDでの価格差はおおよそ20万円と一般的です。それぞれにメリット、デメリットがあるため、自身のニーズにあわせて選択しましょう。
アクアは2011年12月に発売された車です。それ以降、アクアは数度にわたりマイナーチェンジを行ってきました。待望の2代目である新型アクアは2021年7月19日に発売されています。
ここでは、新型アクアがどのように進化したのかをさまざまな視点から解説します。
新型アクアは、上質さやシンプルさが追求された車です。サイドに描かれたラインからは、シンプルなボディにシャープな印象を与えてくれます。
ボディカラーは全9種です。プラチナホワイトパールマイカやシルバーメタリック、クリアベージュメタリックなど、上質なイメージを引き立てる大人なカラーも人気があります。
先代のインテリアと比べて大きく異なる点は、ステアリング前に置かれたメーターです。先代ではメーターはセンターに配置されていましたが、新型では運転席から見やすい位置に変更されました。
各メーカーは安全面の装備開発に特に力を入れています。アクアもトヨタの技術を駆使した機能が多く搭載されました。
2021年から新型乗用車への搭載が義務化された衝突被害軽減ブレーキの「プリクラッシュセーフティ」をはじめ、アクセルとブレーキの踏み間違えによる衝突被害を軽減する「パーキングサポートブレーキ」はGとZグレードで標準装備、駐車支援機能の「アドバンストパーク」は全グレードにおいてメーカーオプションで装備できます。
快感ペダルは新型アクアで注目されている装備のひとつで、「B」以外のグレードに標準装備されています。
快感ペダルとは、加減速をアクセルペダルのみで行う機能です。アクアには走行時のモードが4種類用意されており「power+モード」を選択することで作動します。
アクセルペダルを戻した際の減速度がノーマルモードと比べて約2倍発生するため、速度調節をアクセルペダルのみで行えるようになりました。ペダルの踏み替えを減らすことで運転の疲労軽減や、雪道での長い下り坂の安全走行をサポートしてくれます。
全長や全幅は先代と変わりませんが、全高がわずかに拡大している点が異なります。ホイールベースが50mm長くなることで足元のスペースが広がった点も、室内空間の広さに繋がった理由のひとつです。
また、前後席の空間にもゆとりがあるため、乗り降りしやすい点も新型アクアの特徴です。ドアミラー位置は最適化され、運転席からの視認性も向上しています。
アクアには、乗り心地を高めるための工夫が複数あります。ここではそのポイントを解説しますので、新型アクアのインテリアに興味がある方はぜひご覧ください。
シート表皮は「B」「X」がファブリックで、上位グレードの「G」「Z」は上級のファブリックを採用しています。さらに「G」と「Z」では、メーカーオプションとして合成皮革+ストライプ柄ファブリックも選択可能です。
手触りの良いファブリックは、乗り心地や快適性の向上に貢献します。包み込むように設計されたシート形状により、運転姿勢を維持しやすいのもポイントです。
アクアの後席スペースは、コンパクトカーながら膝回りに余裕が持てるほどゆとりのある空間に設計されています。前席との距離があるだけでなく、乗り降りしやすさがある点もアクアの特徴のひとつです。
トランクの最大荷室幅は1,153mm、荷室長は656mm、荷室高は824mmと奥行きも確保されています。バックドアの開口長も拡大されているため、収納面においてもゆとりを感じさせてくれるでしょう。
新型アクアには、AC100V・1500Wという大容量の電源がコンソールボックス背面に設置されています。これにより、AC100Vかつ最大消費電力1500W以下の電化製品を利用可能です。給電機能は全グレードに対して標準装備されています。
外部への給電をドアや窓を閉めたままできる点もアクアの特徴のひとつです。非常時給電モードを使えばスマホを充電したり飲み物を暖めたりできるため、災害時の機能としても注目されています。
新型アクアの乗り心地を高めてくれるポイントは、インテリアだけではありません。注目すべきポイントが複数存在します。
ここでは、そのポイントをバッテリーやサスペンション、プラットフォームなどを取り上げて解説しますので、アクアの乗り心地を性能面から確認したい方はぜひご覧ください。
新型アクアには、91馬力の1.5L直列3気筒エンジンが採用されています。モーターは80馬力のハイブリッドシステム「THS II」です。
このハイブリッドシステムはヤリスと同じシステムが使われていますが、バッテリーにはバイポーラ型ニッケル水素電池が世界で初めて採用されています。
これにより電池内の抵抗を軽減することで出力が向上されるため、ヤリスよりも力強い走りが実現されました。その力強さは、快感ペダルにも生かされています。日産のe-POWERのようなアクセルワークのみでの加減速も可能です。
新型アクアの最上級グレードZ(2WD)のサスペンションには「スウィングバルブショックアブソーバー」が採用されています。これは、高級車であるレクサスにも採用されている技術です。
路面の凹凸などちょっとした段差に対する衝撃は減衰され、ドライブのクオリティが向上してています。滑らかでフラットな乗り心地を楽しめる点が、このサスペンションの魅力です。
新型アクアには、TNGA GA-Bプラットフォームが採用されています。TNGAは、車の骨格から性能向上を試みる取り組みです。
トランスミッションやHEVユニット、エンジンなどのプラットフォームを一体的に開発するもので、このプラットフォームによって剛性化・軽量化が実現されました。
パワートレーンの低重心化も行われているため、優れた走行性能をもっている点もこのプラットフォームの特徴です。
アクアのタイヤサイズはBグレードの2WDのみ175/70R14で、それ以外のグレードは185/65R15です。2WDのZやGでは、メーカーオプションにて195/55R16のタイヤを選択できます。
2021年7月のフルモデルチェンジ前のアクアのタイヤサイズは185/60R15だったため、サイズについてはほぼ変わりありません。採用されたブリヂストンのエコピアは、遮音性も高く抵抗も軽減されているため、先代で指摘されていたロードノイズを大きく改善しています。
ここまで新型アクアの魅力を乗り心地の観点から解説しましたが、この他にもアクアの乗り心地を知る方法は存在します。
ここではその方法として、試乗やレビューを挙げて解説しますので、新型アクアの乗り心地をより深く知りたい方はぜひご覧ください。
試乗は車の状態を直に体感できます。中古車は品質の差が激しく、場合によっては低品質の車を選んでしまうこともあるかもしれません。中古車選びにおいてきちんと判断できるようにするためにも、試乗は大切な行為と言えます。
ただし、中古車販売店の場合は車によって車検が切れているケースや、保険に入っていないケースもあります。このようなケースでは、不要なトラブルを回避するために試乗が断られてしまうケースもあるでしょう。
場合によっては試乗を希望する車が整備されていないこともあるため、予め中古車販売店に問い合わせを行うと試乗がスムーズです。
レビューの参照は、新型アクアの乗り心地を知る方法のひとつです。新型アクアを手に入れた方々の感想が直接書かれているため、おすすめの手段と言えるでしょう。オーナーレビューを抜粋してご紹介します。
『30プリウスより乗り心地が良くなってびっくりしてます。』
『もう少しガタガタするかなと思っていたのでびっくりしています。』
『1,200kmの長距離旅行にも使用しましたが腰も痛くなりません』
『細かなわだちをスムーズにいなしてくれて、街中を走るには快適』
『ヤリスやヤリスクロス、ライズどれと比べても乗り心地は一番マイルドでした』
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