「どんどん尖っていきたい」世界で戦うドリフト女子、始まりの地 お台場へ【下田紗弥加 独占インタビュー】
掲載 更新 carview! 文:編集部 5
掲載 更新 carview! 文:編集部 5
ーー今シーズン、残りはどのような戦いをしたいですか?
下田選手:去年のオートポリス戦は、追走に残ったんですけどペダルがもげて負けちゃったんですよ……(笑)。
普通もげないんですけど(笑)、なぜペダルがもげたかというと「とにかくもっと行けーーーーー!!!! クルマもっと行ってくれーーーー!!!!」みたいな勢いでアクセルを踏み込んだら、「(マシンが)もう無理」って(笑)。
ーークルマが根を上げた(笑)。
下田選手:今年は去年よりもマシンの戦闘力も上がっていますし、もげるぐらい踏んでもマシンはついてきてくれると思います(笑)。
去年走って、反省点やセットアップなど改善できるところも多く見つけました。今年は追走も勝ち上がれるように頑張ります。
ーーベスト16に残る自信は?
下田選手:残りますよ! 絶対残りますよ!!
ーー最終ラウンドのお台場にはお客さんもいっぱい来ると思いますが、意気込みは?
下田選手:私がまだMTの免許もない頃、初めてD1GPを見に行ったのがお台場です。その時、プロになって「いつか絶対ここに来る」と決心した場所です。
当時は何も知らず「よし! 1年でD1行くぞ!」っていきがっていたんですけど、現実は2014年から8年かかりました(笑)。
実は、今年のお台場戦のポスターが先日出来上がって、そこに私のマシンが載っているんですね。
このポスターを見て、D1を観にいってみようと思って、プロのドリフトドライバー目指すキッカケとなったポスターに、今度は自分のマシンが載っている。ポスターをずーっと眺めて「ここから始まったんだなぁ」と凄く感慨深かったです。
一度、D1Lightsの女性ドライバーとしてお台場のエキシビジョンで走らせて頂いたんですが、あの時はD1Lightsのドライバーとしての招待だったので、今回が初めてお台場で正真正銘のD1ドライバーとして走る。あの時の初心を思い出して「これが最初で最後でも悔いのないように」っていうくらいの気持ちで思いっきり走りたいですね。
――下田選手の走りを見て“第二の下田紗弥加”を目指す人が出てくれるといいですね!
下田選手:あのお台場戦で選手の皆さまから夢を頂いたので、今度は私が選手として誰かにエールを送ることができたら嬉しいです。それはドリフトに限らず、前を向いて頑張れるようなパワーをお届けできるように頑張ります!
++++++++++++++++++
時より笑顔を見せながらも、言葉の裏には熱さも滲ませる下田選手。D1GPは残り2大会(4ラウンド)。さらには中国でのドリフトシリーズへの参戦や、11月26日に開かれる「Toyota Gazoo Racing ラリーチャレンジ(豊田大会)」への挑戦も控えている。
また、9月17日(日)には、横浜にてファンイベントが開催されるという。サーキット以外で彼女に直接会える数少ない機会なので、ぜひご参加してみてはどうだろうか。
イベント概要:9月17日(日)14時~15時 横浜高島屋6Fイベントスペース
今シーズンも、下田選手らしさ全開で最後まで突っ走ってくれるに違いない。
下田紗弥加(しもだ・さやか)
プロドリフトドライバー、群馬県安中市観光大使、群馬県渋川市応援大使、サーキットハワイ アドバイザー 、D1 NEXT10YEARS広報部長、東京中日スポーツ/トーチュウモタスポアンバサダー。
千葉県に生まれ、好奇心旺盛で活発な一般家庭の普通の女の子として育つ。学生時代はバレーボールに打ち込み、インターハイや全国大会に出場、プロリーグを目指していたが、怪我に悩まされバレーボールの道を諦める。
夢破れていた時に観たD1GPに魅了され、ドリフトに全てをかけようと決心。働きながら貯金をし、練習に打ち込む為に仕事を辞め、練習用の車を購入し、マニュアル免許を取得。南千葉サーキットを拠点としている「車楽人ドライビングスクール」と出会い、サーキットに年間160日以上通いつめた結果、競技開始2年目でD1Aライセンス(ドリフト全日本大会出場権利)を獲得し、2018年からD1Lightsシリーズに参戦。
2019年、中国・北京で開催されたインターナショナルドリフトレディース大会で世界チャンピオンを獲得。2022年にD1GP初出場を果たし、D1史上女子選手初のベスト8進出(2回)、そして第8戦では女子最高位の7位と好成績を上げた。
ついこの間まで、モータースポーツに縁もゆかりも無かった素人の女子が、今ではドリフト世界最高峰のD1GPに参戦し、その頑張る姿を通して世界の人々に元気や希望を与えるべく「ドリフトエンターテイナー」として活動している。
Instagram:http://instagram.com/sayaka419
X(旧twitter):http://twitter.com/@sayaka_krkr
YouTube:https://www.youtube.com/@driftingsayakatube7290
ホームページ:https://drifting-sayaka.jp/
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
日産、英国のゼロ・エミッション義務化に「早急」な対応求める 政府目標は「時代遅れ」と批判
「柏の杜オークション」会場で「パラモトライダー体験走行会」開催! 参加者だけでなくボランティア活動にも興味を持ってもらえた1日でした
WRCラリージャパンで発生した“一般車両コース侵入事件”、FIAは「非常に深刻な問題」として調査へ。来季大会にも暗雲
サンパウロGP3位の勢いそのままに……ガスリーがラスベガス予選3番手「最後のアタックはアドレナリンが溢れたよ!」
【旧車高騰の背景を見たり?】足を運んだファンは過去最大の1万2500人! 全米最大のJDMイベント
アルピーヌ、東京オートサロン2025に『A110 Rチュリニ』など出展へ。山野哲也のトークショーも実施
12月1日は岡山国際でドラテク磨き! 初心者向け「カルガモクラス」もある「TOYO TIRES PROXES DRIVING PLEASURE」は要チェックです
F1第22戦水曜会見:レースディレクター交代は「知らなかった」と驚くラッセル。一方で対話を続ける意思も明かす
いすゞ新型「FRマシン」発表! 斬新「スポーティ顔」採用&四駆設定あり! “新開発エンジン”と8速AT搭載の「D-MAX」「MU-X」タイで発売!
大人気の輸入車コンパクトSUVが進化! VW改良新型「Tクロス」はどう変わった? 乗って思った「これでいいんだよ」感とは
トラックの頭と積荷が載ったトレーラーの知られざる接続部! 最後のロックはあえて「手動」にしていた
いよいよラリージャパン最終日。勝田貴元の“全開プッシュ”は見られるか?「難しい1年を支えてくれたチームのために仕事をしたい」
現行型が今も販売好調な「フォレスター」だが、日本のユーザーが選ぶべきは…やはり新型である理由
800万円は高いか安いか!? レトロ風で最新の安全装備充実!ミツオカ創業55周年記念車「M55」発表
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!