現在進行形のレクサス オールラインナップ試乗
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:中野 英幸
新しいLSの目玉と言えばバージョンSZだ。LSの持つ走りの資質を更に引き伸ばした新グレードは、LS460の標準ボディにのみ設定される。
クロスメッシュのグリルやエアロパーツなどでコーディネートされた外観は、派手さこそ無いが、ノーマルと並べて見ると明らかに存在感を増している。特に塊感の増した後方からの眺めはセクシーだ。
シャシーは専用チューンとされているが、まず感心させられるのは、むしろその洗練ぶりである。それにはトヨタ系のエアサスペンションの悪癖とも言えた微細なブルブル感が解消されたのが大きい。
おかげで適度な硬さはこれまでに無い姿勢のフラット感に繋がっており、その上で適度にダンピングの効いた足さばきによって路面をひたひたと捉える、実に良い乗り味が実現されている。しかも初期応答の精度の増したステアリングを切り込めば一段とシャキッとした反応でクルマとの一体感を味わえるのだ。
エンジンスペックは変わらないが、バージョンSZでは8速ATにシフトパドルが追加され、そして制御にも手が入れられている。まずECTのパワーモードには、Dレンジのままでもエンジンブレーキを効果的に使え、また素早く立ち上がれるドライバーの意を汲んだ変速ロジックが採用された。更に他グレードの「S」に代わる完全ギア固定の可能な「M」レンジでのパドルによる変速は、アップが50%、ブリッピング制御入りのダウンが65%という変速時間の大幅なマイナスを実現。効きもコントロール性も申し分無いブレンボ製ブレーキをあわせて、想像以上に歯切れ良くリズミカルな走りを可能にしているのである。
そもそもLSが持っていたドライバーズカーとしての高い資質を、バージョンSZは土台から一段引き上げた上で、その美味しい部分を最良のかたちで味わえるよう仕立てている。正直、最初にスポーツバージョンの計画があると聞いた時には不安を抱かないではなかったが、それは良い意味で裏切られたのだった。
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