帰巣本能を満たすボルボ V50×ロッククライミング
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
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毎月のドイツ通いを続けている私だが、最近、考えさせられたエピソードがある。それは「ドイツにドライブはない!」だ。ドイツ在住30年の人に聞いたのだが、とある日本人がドイツに来て、現地会社の就職試験を受けたという。そして面接の時に趣味は? と聞かれて「ドライブ」と答えたら、それを聞いた試験官がアッハッハ~と突然笑いだしたと言うのだ。そして仲間にこうささやいた。「日本人はドライブが趣味なんだってさ。ずいぶん変わってるなぁ…」
なにが可笑しいのか一瞬分からないが、要はこういうことだ。ドイツではドライブは「空気を吸う」や「歩くこと」と同義であり、趣味の領域には入らない。もちろんレースやラリーレイドは立派なスポーツだが、大抵のドライブは“何か”のためにすることであって、“移動のための移動”なんかないのだ。言わば趣味は?と聞かれて「呼吸です」と答えるようなもの。つくづくドイツ人と日本人のドライブ観の違いが現れているエピソードだと思った。日本人は未だにクルマ、とくに乗用車を贅沢品と見なしており、ドライブ自体をエンターテイメントとする傾向がある。
一方、ドイツやスウェーデンなどのヨーロッパでは、クルマを愛し、リスペクトはするがそれはあくまでも道具としてであり、なによりも“どこに”行って“何を”するかが問題なのだ。つくづく私はヨーロッパのクルマ社会がうらやましくなった。俺たちだって、何かをするためにドライブ行きたいよ~新車のインプレションなんて放っておいて(笑)
というわけで今回、私たちはボルボV50で遊びにいくことにした。目的は、そうロッククライミング! 別に山登りが特別好きなわけではない。ただ、それをやったことがなかっただけだ。正直、最初は大して期待もしていなかった。ちょっと怖いかもなぁと思っただけだ。
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