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「NR-A」をロードスターの決定版グレードに認定したい理由

限界性能が明らかに高い「NR-A」

NR-Aではビルシュタインダンパーが専用の車高調整式になる。ただ、NR-Aを公道スポーツカーの1グレードとして見た場合、それ以上に注目すべきはスプリングが専用になっていることだ。

クルマの基本設計が同じなら、絶対的な限界性能はスプリングとタイヤで決まる。もちろん、安定感やシーンによる得意不得意は細部チューニングで変わるので、とくに私たちのようなアマチュアドライバーの実走行ペースはグレードによって微妙に変わってくる。しかし、突き詰めれば、エンジンと車重、そしてスプリングとタイヤが同じなら、最終的な速さも同じ……なのが道理。マツダが「(NR-A以外の)ロードスターに上級も下級もない」と主張するのは、だからである。

しかし、NR-Aはサーキットレースに耐えるべく他グレードより明らかにハードなスプリングを備える。ロードスターではひとり限界が明らかに高められている。

ただし、今回の取材車は、すでにパーティレースに参戦している個体だったことをお断りしておきたい。具体的には、レギュレーションで義務づけられる“指定部品”として、ロールバーとタイヤ(ポテンザRE-71R)、エンドレス社製ブレーキパッド、そして装着したほうが望ましいとされる“推奨品”として、フルバケットのスポーツシートとフルハーネスベルトなどが装着されていた。さらに車高調整ダンパーによって、車高も標準より落とされた(おそらく最低)状態だった。

こうした取材車固有の条件のなかで、ボディ剛性に多大な影響をおよぼすロールバーとタイヤの銘柄は差し引いて考える必要はあるものの、個人的な結論からいってしまうと、NR-Aは現時点で現行ロードスターの決定版だと思った。もちろん、スポーツカーは情緒的商品なので、最終的には好みの問題だが、現代のクルマとしての完成度は、NR-Aが明らかにいちばん高い。

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