希少な本格オフローダートヨタ ランドクルーザー プラドに今乗るならコレだ!
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車 342
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車 342
プラドのグレードと価格は以下の通りです。
<ディーゼル>
■TZ-G
(7人乗り/ディーゼル):554万3000円
■TX“Lパッケージ”
(7人乗り/ディーゼル):499万7000円
(5人乗り/ディーゼル):483万9000円
■TX
(7人乗り/ディーゼル):448万8000円
(5人乗り/ディーゼル):433万円
<ガソリン>
■TX“Lパッケージ”
(7人乗り/ガソリン):433万7000円
(5人乗り/ガソリン):417万9000円
■TX
(7人乗り/ガソリン):383万4000円
(5人乗り/ガソリン):367万6000円
<特別仕様車>
■TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”
(7人乗り/ディーゼル):511万8000円
(5人乗り/ディーゼル):496万円
(7人乗り/ガソリン):445万8000円
(5人乗り/ガソリン):430万円
最上級の「TZ-G」は、他グレードには装備されない19インチホイールや照明&カバー付きサイドステップ、インテリアでは木目調+本革巻きステアリング、専用のセンタークラスターなどを備えますが、注目ポイントは走行性能を高める専用機能が備わる部分で、「アダプティブ バリアブル サスペンション システム(AVS※パワーステアリング連動)&リア電子制御エアサスペンション」「キネティックダイナミックサスペンションシステム(KDSS)」「トルセンLSD」などを標準装備するほか、「マルチテレインセレクト+クロールコントロール」「電動リヤデフロック」「タイヤ空気圧警報システム(TPWS)」などはTZ-Gのみメーカーオプションで選択することができます。
つまりTZ-Gはオンオフ両方の走行性能を高めたやや突出した存在であり、そこまでの性能を求めないということであれば「TX“Lパッケージ”」(以下Lパッケージ)か「TX」ということになります。見た目の違いはLパッケージのディーゼルにドアベルトモールディングが付く程度ですが、内装では本革巻きステアリング&シフトノブ&パーキングレバー、木目調+金属調加飾のオーナメントパネル、センタークラスターサイドニーパッド(本革+ステッチ付)など、各所加飾がLパッケージに施されています。
プラドを本格的なオフローダーとして使うのであればTZ-G一択ですが、街乗り中心でそれなりの装備があればということであれば、内装の装備が充実したLパッケージがおすすめです。7人乗りか5人乗りかは用途次第で、ディーゼルかガソリンかはディーゼルのほうがパワーがあり、特に走りの部分での満足度が高いでしょう。燃費もガソリンと比べて良好で燃料代も安いのでおすすめです。
また今現在(2022年8月)特別仕様車「 TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”」が販売されています。基本的な装備はLパッケージと同一で、特別装備としてマットブラック化されたLEDヘッドランプやフォグランプベゼル、フロントグリル、ドアミラー、バックドアガーニッシュ、ルーフレールが標準装備されます。これらの加飾がお好みということであれば、こちらをおすすめします。
ある販売店でプラドの現状を聞いたところ(2022年7月頃)「元々プラドは買取価格の高いクルマだがディーゼルでもガソリンでも買取価格の差はそこまで大きくなく、むしろガソリンのほうが下がり幅は小さい」とのこと。買い取り時の人気グレードは「TX“Lパッケージ”の7人乗り」で、リセールを考えると「ガソリンのLパッケージの7人乗り」がコスパがよいそうです。
走りを含めた部分ではディーゼルをおすすめしましたが、リセールを優先して考えるのであればガソリンのほうがコスパがよいということで、走りとコスパどちらを優先するか非常に悩ましいですが、これについては「どちらが魅力か」で判断するしかなさそうです。またホームページによれば工場出荷は「6ヶ月以上」(2022年8月)とありますが、「現時点ではTX“Lパッケージ・Matt Black Edition”の納期は6ヶ月程度だが、注文が遅くなればなるほど未知数」とのことでした。
プラドのライバルには、同じく本格的なオフロード車である三菱「パジェロ」などが存在しましたがことらはすでに販売終了。現在は「いない」といっても過言ではないでしょう。トヨタ「RAV4」やマツダ「CX-8」などはサイズ的にやや近いものの、いずれも乗用車ベースのSUVであり、本格的な悪路走破性能はプラドには敵いません。その性能から醸し出されるオフローダーの雰囲気はプラドならではものです。
一方でラダーフレームなど、やや特殊な構造を持つプラドは乗り心地などの面で気になる人もいるかもしれませんので、可能であれば乗り心地や走り味を確認しておくと購入後により満足できるはずです。
現行型プラドはデビューから13年経過しており、モデルチェンジもそう遠くないでしょう。現行型に魅力を感じられるのであれば、なるべく早めに購入を決断することをおすすめします。
<おわり>
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
お米を運んで東北から北関東をぐるり1周! トラックドライバーの仕事に2日間密着した!!
「デコチャリ」に「デコバン」に「デコSUV」なんてのもマジでいた! デコトラに刺激を受けた昭和の意外な「デコ車」たち
ヤマハのスクーター『NMAX』に「ターボ」登場!? 新型のキモは新技術の「電子制御CVT」
横浜ゴム、2024年パイクスピーク参戦車両にADVANタイヤを供給。3年連続の総合優勝を狙う
フェルスタッペン、幼少期はアロンソのファンだった?「カートに乗っていた頃、彼を応援していたんだ」
「ボンネットの閉め方」間違っていませんか?「丁寧なつもり」は逆に危険! クルマが壊れてしまう可能性も…
イタリア最古のメーカー発「最新なのに旧車の味わい」のバイクとは? モト・グッツィがこだわる“Vツインエンジン”の魅力は何か
1050馬力のハイブリッドトラック、ゴルフボールに着想のディンプルが空気抵抗を低減…中国長城汽車が発表
スカイグループとアウトモビリ・ピニンファリーナがハイパーカー 「Battista Cinquantacinque」と「B95」を公開
F1ドライバーでも、ル・マン挑戦は一筋縄ではいかない? オジェ、挑戦を大歓迎も「簡単じゃないぞ!」
日本限定30台!メルセデス・マイバッハから特別仕様車「S 580 Night Edition」が登場
<新連載>[サウンドシステム設計論]超基本形の「パッシブシステム」を組んでライトに楽しむ!
三菱「デリカミニ」と「eKスペース」が一部改良。デリカミニの人気グレードやカラーも公開
【100万円超えオーブンも】超高級家電でキメたレクサス公式「GX」が“ロールス的な世界”に到達
新型「X3」が「1シリーズ」級の未来感で爆誕。超スッキリ×イルミで新世代BMWデザインが完成
【また売れそう】新型「フリード」プロトタイプ試乗 見た目だけじゃなく走りも全方位アップデート
【仲良くしろ!】EV信者×アンチEVのドロ沼論争が今度は“マンションの資産価値”問題に発展
【2025年登場】次期「カローラ」の主力は「カローラクロス」に。BEVとPHEVも追加か
“リアル真子”が碓氷峠でドリフトをキメた日。モントレーで感じた成長への確かな手応え【下田紗弥加 全日本ラリーへの挑戦】
【ディーラー直撃】新型「フリード」価格詳報! 最安250万8000円、一番人気は「エアーEX」
「アメリカで軽トラが人気!」に見る“日本凄い”説のバカバカしさ。農家の下駄は本当にブレーク中?