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次のクラウンはスポーツ! ハイブリッドとして今年中に発表も、販売は24年か

クラウン4兄弟、次の登場するのは?

2022年7月15日に世界初公開された16代目となる新型「クラウン」。「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」という4つのボディタイプを披露し話題となりましたが、2022年9月に登場した「クラウンクロスオーバー」の次のモデルはいつ頃登場するのでしょうか?

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販売好調のクラウンクロスオーバー

2022年7月15日に公開された新型「クラウン」は、「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」という4つのボディタイプがラインアップされる予定です。

4つのボディタイプのうち、2022年9月に「クラウンクロスオーバー」が発売されました。文字通り、セダンとSUVがクロスオーバーしたそのスタイリングは、先進的で若々しいイメージをもたらすだけでなく、クラウンらしいしなやかな乗り心地とスポーティなハンドリングを両立しています。

2023年に入り、クラウンクロスオーバーを街の中で見かける機会も多くなってきました。2023年2月の新車販売台数を見ると、クラウンは3581台で21位にランクインしており、販売は好調のようです。

一方、次に気になるのは、ほかのボディタイプがいつ登場するのかという点です。「クロスオーバー」以外の新型クラウンについては、「2023年に発売」と「開発目標値としてのボディサイズ」が明かされているのみで、それ以外の公式な情報はほとんどありません。

しかし、中国で発表された「クラウンセダン」をよく見ると、次期登場モデルの方向性が浮かび上がってきます。

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中国発表のセダンをよく見ると……

2022年12月、中国・広州で開催された広州モーターショーにおいて、トヨタ(一汽トヨタ)は新型クラウンの「スポーツクロス(日本名:クロスオーバー)」と「セダン」の中国仕様を発表しました。

どちらも日本国内で発表されたものと大きく変わりませんが、よく見ると「セダン」の左後方部にフューエルリッドの姿を見ることができます。

日本で発表された「セダン」には左右のどちらにもフューエルリッドは備わっておらず、BEVとなる可能性も指摘されていました。しかし、今回展示された「セダン」を見る限り、少なくとも中国仕様においては内燃機関を搭載することがほぼ確実と見られます。

現実的に考えると、中国仕様と日本仕様でパワートレインを大きく変える可能性は低く、日本国内でも「セダン」は内燃機関を搭載することは確実と見られます。

実際に、中国で予約受注が開始されたクラウンスポーツクロスは、日本仕様のクラウンクロスオーバーと同様のパワートレインを搭載しています。

関係者からの情報によれば、セダンを始めとするほかのボディタイプにも、クラウンクロスオーバーと同様の2.4Lターボハイブリッドと2.5Lハイブリッドが搭載される可能性が高いそうです。

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一方、BEVやPHEV、そしてFCVなどの電動パワートレインを搭載することが計画されているとのウワサもあります。

現在、トヨタは中国市場において「クラウン」の名のもとに複数のモデルを展開していますが、今後は日本を含むほかの国や地域でも、「カローラ」のように、クラウンをひとつのサブブランドとし、様々なボディタイプやパワートレインを持ったモデル群とするのかもしれません。

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戦略見直しでEV化は白紙?

関係者からの情報によれば、2023年の秋以降に「スポーツ」「セダン」「エステート」の順に発売する計画のようです。

ただ、昨今の部品調達事情などから、発表は2023年内に行うものの、発売や納車は2024年になる可能性が濃厚といいます。

グローバルモデルとなった新型クラウンは、これまで以上に世界の市場動向を注視する必要があることから、最適な市場投入の形を模索しているというのが実情のようです。

一方、トヨタが2022年末にBEV戦略を抜本的に見直し、クラウンをはじめとする新型車の投入も白紙化するという報道がありました。

報道の内容が事実であるならば、新型クラウンのBEVが登場する可能性は低く、当面の間はハイブリッドを中心としたラインナップが続くことになります。

トヨタのハイブリッドシステムが非常に優れたパワートレインであることは言うまでもありませんが、昨今の情勢を鑑みると、満を持して投入したグローバルモデルの新型クラウンが世界で存在感を示すには、BEVの設定が必要不可欠であるのも事実です。

そういった意味では、遅かれ早かれBEVが設定される可能性が濃厚ですが、少なくとも2023年中に登場する可能性は低いと見られます。

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