期待の「N-BOXジョイ」が不発。「ヤリス」に抜かれた販売王「N-BOX」のスランプが長引く理由
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー 55
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こうした状況に対し、ある業界関係者は次のように分析します。
「ひとつは、ユーザーの変化にあると思います。
2012年に登場したN-BOX(初代)は、軽自動車としては車体価格が高額ではあるものの、登録車と同等以上の装備を持ち、それでいて維持費が低く抑えられることから大きな人気を得ることに成功しました。
一方、コロナ禍以降はユーザーの収入状況やお金の使い方に対する考え方が二分化しつつあります。
そのため、比較的お金に余裕のある層はSUVやミニバンなどのより上級クラスの高価格なモデルを選び、そうでない層はより低価格なモデルや中古車を選ぶという傾向が強まっているようです。
その結果、N-BOXのような『ちょっといい軽自動車』を選ぶユーザーは減っているのかもしれません。
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もうひとつは、N-BOXそのものに対する問題です。
残念ながら、2023年10月に登場した新型は期待を上回るほどの目新しさがありません。見方を変えれば、先代までのN-BOXの完成度が高すぎたため、もはや改良の余地がなかったのかもしれません。
実際、軽自動車はさまざまな制約があるため、フルモデルチェンジと言っても大きな変更がしにくいのは事実です。
そうした事情が重なった結果、N-BOXの販売台数が伸び悩んでしまっているのだと思われます」
>>期待のN-BOXジョイは不発? ライバルと内外装を見比べる
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