期待の「N-BOXジョイ」が不発。「ヤリス」に抜かれた販売王「N-BOX」のスランプが長引く理由
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー 121
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー 121
こうした状況に対し、ある業界関係者は次のように分析します。
「ひとつは、ユーザーの変化にあると思います。
2012年に登場したN-BOX(初代)は、軽自動車としては車体価格が高額ではあるものの、登録車と同等以上の装備を持ち、それでいて維持費が低く抑えられることから大きな人気を得ることに成功しました。
一方、コロナ禍以降はユーザーの収入状況やお金の使い方に対する考え方が二分化しつつあります。
そのため、比較的お金に余裕のある層はSUVやミニバンなどのより上級クラスの高価格なモデルを選び、そうでない層はより低価格なモデルや中古車を選ぶという傾向が強まっているようです。
その結果、N-BOXのような『ちょっといい軽自動車』を選ぶユーザーは減っているのかもしれません。
|あわせて読みたい|
>>【165万円の軽】大人気の「N-BOX」最安値グレードはアリかナシか?
>>脳髄が溶けるV12。「レヴエルト」がスーパーカーの新基準を打ち立てる
もうひとつは、N-BOXそのものに対する問題です。
残念ながら、2023年10月に登場した新型は期待を上回るほどの目新しさがありません。見方を変えれば、先代までのN-BOXの完成度が高すぎたため、もはや改良の余地がなかったのかもしれません。
実際、軽自動車はさまざまな制約があるため、フルモデルチェンジと言っても大きな変更がしにくいのは事実です。
そうした事情が重なった結果、N-BOXの販売台数が伸び悩んでしまっているのだと思われます」
>>期待のN-BOXジョイは不発? ライバルと内外装を見比べる
(次のページに続く)
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
事故るとパニクるのは仕方ない! それでも覚えておきたい事故直後にやるべき3つの行動
高市政権で最悪化する日中関係! トヨタ・日産が直面する中国「戦略資源」報復――サプライチェーン断絶の危機を考える
また!? アメリカ肝いりの新型艦計画「やめます」「代わりは急いで造れるものを」 鍵は日本にあるのでは?
オトナの余裕を感じるよね! 快適に、ゆったりトコトコ走れるミドルクラスのネオ「レトロバイク」3選
「800万円!? 」「チャンバー美しい…」公道仕様の2スト250cc新車ネイキッドが販売中
ポルシェ『911カレラT』、「Sonderwunsch」プログラムでカスタム…台湾の自然美を表現
BMWグループに新CEO、ミラン・ネデリコビッチ氏が2026年5月就任へ…オリバー・ツィプセ氏の後任
フォード、低価格EVにルノーの技術採用へ 欧州市場シェア回復急ぐ 『フィエスタ』後継車も登場か
“6年ぶり復活”のトヨタ「ルミオン」に「新型モデル」登場! “シエンタより大きい”「全長4.4m級コンパクトミニバン」に「ぐっと良くなった」「存在感ある」声も! 新たな南ア「3列7人乗りマシン」が話題に
日本人レーシングドライバーから見たドイツ道路事情と日本車の実力【みどり独乙通信】
日産、AIで“阿吽の呼吸”の自動運転へ。英Wayve社と協業し「次世代プロパイロット」を2027年投入
ツーリングに使うだけではもったいない。土の上を走るからこそPAN AMERICAは面白い
【まさかの展開】ガラパゴス扱いだった軽が欧州標準に? EU「Eカー」構想が映し出す中国EVの脅威と日本の軽への期待
トヨタ新型「ハイラックス」の国内仕様はディーゼルのみ。豪州のBEV仕様は“鉱山向け”という割り切った電動化プラン
【激戦】の軽スーパーハイトSUV。新型「デリカミニ」が「N-BOXジョイ/スペーシアギア/タントファンクロス」を追い詰める!?
「スーパーワン」が“白ナンバー”ってどうなの? それでも「文句なく走りを楽しめるクルマ」がホンダから出る必然性とは
人気のクロスオーバーSUVに、なぜ便利な“スライドドア”が採用されないのか? たった1つの“例外モデル”とは
「ジムニー」にACCが付いたのは時代とユーザーが普通になったから? それでもガチ勢向け“素うどん仕様”が欲しい理由
【ついに“本物のハイブリッド”になった?】スバル新型「クロストレック S:HEV」試乗。走りの鋭さも静粛性も“従来e-BOXERとは別物”だった
「GR GT」が新開発の4.0L V8ツインターボ+ハイブリッドの“FR”になった訳。“速さ”以外にも譲れなかったこととは
新型「エルグランド」は“電動化”で値上がり確実。いま“400万円前半の現行”をお得に狙うべきこれだけの理由
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!