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ボルボXC60、東北ロングランで知った“味”

自然体という"贅沢"をくれるボルボ

長い道のりを走った後は会津若松市内に一泊し、翌朝は喜多方ラーメンの四天王の一つ『まこと食堂』で朝ラーメンを食べることに。民家の座敷で頂く中華そばは、つるりとした麺を澄んだ脂が包み込む素朴な味わいが口いっぱいに広がり、起き抜けの胃袋に優しく染み込んだ。

会津地方といえば、大河ドラマ『八重の桜』や白虎隊の悲劇の舞台となった鶴ヶ城も人気の観光スポット。幕末の動乱で砲弾にさらされ、取り壊された天守閣は昭和40年に現在の姿に復元されたもので、会津藩の誇りを守るために命をかけて戦った人々の歴史に触れることができた。

その後、喜多方市街から20kmほど西にある山都町の蕎麦街道を走り、隠れ里でひっそりと営業している蕎麦処『大下』で昼食をとることに。標高400mの高地にあたる山都町は昼夜で寒暖の差が著しく、米は安定して収穫しにくい土地ということで、その気候を生かして育てた蕎麦がこの地の名産となった。

朝霧のたつ清流沿いで栽培される山都蕎麦はつなぎを一切加えずに手打ちされるもので、白みを帯びた麺を口に含むと、しっかりとした歯ごたえの後にほのかな甘みが舌の上に残る。静寂に包まれた古民家で滋味溢れる味わいを堪能してみると、日ごろ私たちはいかに多くの雑音にまみれて過ごしているかということに気付かされる。私たちが人間らしく過ごすために『最高の贅沢』といえるのは、煌びやかな装飾や周囲を圧倒するモノではなくて、じつは、自然体で過ごせる時間なのかも知れないと思った。

そんなことを考えながら帰途についたが、ドライブ中に余計なストレスを乗員に与えないボルボ XC60の走りに『なるほど……』と、このモデルがもつ魅力が改めて身にしみた。ともあれ、自然体で過ごす事自体は美しいが、気になるのは美味しいモノを食べ過ぎた後の体重増。『洗練』を目指し、志高く生き抜くのであれば、乗り手である私たちも努力することを怠ってはいけないのかも知れない。

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