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ボルボXC60、東北ロングランで知った“味”

リズミカルな走りも得意とする

160kmほど北上した福島西ICから一般道に降りて、山岳路を登っていく。高速走行時はこのクルマがSUVであることをすっかり忘れてしまっていたが、3Lターボエンジンが発揮する豊かなトルクを丁寧に路面に伝えながら、踏み込めばボディの重さをものともせずにグイグイとよじ登っていく。

ハイスペックなエンジンでリズミカルに走るとなると、パワーや重量によるクルマの挙動に振り回されるのではないかと不安に思うところではあるが、XC60は車高が高いにも関わらず、ブレーキ時や加速時に前後の沈み込みが少なく、フラットライドで安定感のある走りを披露してくれる。

スキーリゾートが点在するドライブルートは変化に富んだカーブが連続するが、しっかり作り込まれたボディと路面のうねりをしなやかに受け止める足回りが正確な走りをもたらすことで、重心の高さのわりに"想定外の揺れ"が起こりにくい。

着座姿勢が乱れにくい事もこのクルマがラグジュアリーセダンに乗っているように錯覚させる理由のひとつだろう。その証拠にドライバーのハンドル操作に無駄が少なく、疲れにくいのだ。ただ、今回の後席は座面にチャイルドシートが内蔵されたタイプで、大柄な男性が座るとクッションのたわみが少ない分、座り心地が硬く感じる。座り心地の良さを求めるなら、この装置が装着されていないものを選んだ方が良さそうだ。

走りの気持ちよさに夢中になりつつ、尾根づたいのルートを辿っていくと、遠くに折り重なる山々の稜線の美しさと、初夏の太陽に近づく壮大な景色に思わず溜息をもらす。やがて、標高1600m地点を超えた頃、硫黄の匂いと共に露出した山肌から硫黄の煙が吹き出す荒涼とした光景がフロントガラスの視界に飛び込んできた。こんな風に移り変わる景色に心を躍らされるのも、クルマで旅をする醍醐味といえるだろう。

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